あらすじ
\5万部大ヒット『最後は会ってさよならをしよう』の第2弾/
Xから生まれた、140字ぴったりで完結する「超短編小説(スーパーショート)」の名作をもっと!
恋愛、ミステリー、SF……涙の感動作からクスッと笑えるコメディまで。わずか140字の先に、想像もしないラストが待っている。
最新作のほか、X未公開の書き下ろしも多数。また、新作短編小説も収録した本作は、さらに涙が止まらない。
へとへとに疲れた夜にもすぐに読めて、何度でも読み返したい。
140字小説の名手・神田澪による、TikTokでも話題沸騰の作品集最新作。
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Posted by ブクログ
140文字以内で綴られた超短編集。
140文字でどこまで書けるんだろう?と思ったけど、いろいろなストーリーで楽しめた。これは普段本を読まない人に是非お勧めしたい。普段はX(旧Twitter)で書かれているとのことで、その文字数制限から140文字以内で書いているとのこと。SNSで人気になりそうな、ほっとするようなお話、えっどういうこと?というような話、ちょっとゾッとする話など。テーマは恋愛ものが多いかなという印象だけど、読みやすくあっという間に読み終えました。
特に好きだったのは『幸せそうな写真』友人がSNSに載せていた楽しそうな記念日の投稿。いざ自分が楽しい記念日を送れるようになると楽しすぎてSNSに投稿してる余裕はないという話。純粋に楽しかったらSNSに投稿してられないよねと思った。でも投稿しちゃうよなー。なんでだろう、やっぱりこんな楽しいことしてるよ!という自己顕示欲とかなのかなぁ。
そして最後には2つの中編が収録。一つは癌で亡くなってしまい娘の結婚式に出れなかった女性が主人公。一般的な寿命より早く亡くなった主人公に5秒の奇跡を与える。その5秒はどこで何にでもなれると言う。主人公はその5秒で娘の結婚式に向かう。最初は素敵な虹で結婚式を彩るつもりだったが、トラブル対処のために黄色い鳥になりトラブル回避。その姿を見た娘もお母さんが来てくれた…と気づく。中編でも素敵な話だった!
もう一つはホラーなお話。彼女の目を見ると呪われるという噂の少女。同級生の主人公はある日いつもサングラスに隠されている彼女の目を見てしまう。すると彼女は主人公に死んでくださいと言って執拗に追いかけてくる。まさかとは思ったが呪いは本物だった!!
Posted by ブクログ
『最後は会ってさよならをしよう』の第二作。
140文字からストーリーがどんどん膨らんで、
読者の想像力をもって完成するような作品もあり、
その度に気持ちを揺さぶられて
サクサクは進めなかった。
笑っていたって、さよならはさよなら。
やっぱり切ない。
最後の中編は毛色があまりに違って衝撃。
正直無い方がこの作品の良さを余韻に残したまま
終われたんじゃないかな…と。
これ読むまでは星4つだったのに。
お気に入りは
*ジャンクフードは苦手
*別れた後の変化
*青春の向こう側
*最後は笑ってさよならをしよう