あらすじ
農家の激減と耕作放棄地、交付金と大規模農業の関係、有機肥料・土壌保全の重要性、温暖化と農業、持続可能性……、これからどう考えていくべきなのか、第一線のプロ農家が直言!
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Posted by ブクログ
是非、畑やっている人は読んでもらいたい本でした!!
今の日本・世界の農業を知ることができる良い本です。出来る限り無農薬で家庭菜園をしている身ですが、ある程度農薬を使っても何も身体に害ないんだろうな、むしろ労力も減って確実に収穫も上がって楽に畑できるんだろうなと。
環境的にも良い可能性があること。
SDGsで良いと思っていることが色々と数字を見ると実はよくなかったり、太陽光の新しい可能性であったり色々と学ぶべきことが多かったです。
これからの日本農業が進むべき道など、ちょっと家族経営の農家やってみたくもなりました。
色々な視点(海外からの視点など)から今の日本を見ることが大事なんだろうと思いました。
Posted by ブクログ
著者のスタンスは、世間で当然のように受け入れられていることを、自分で調べて確認し、疑うべきことは疑って、真相を想像するというものだ。最後の方に出てくる5Gの話も面白い。いい本です。
Posted by ブクログ
前著で気になっていた土壌の話や、有機農法周りの話がズバリと議論されていて勉強になった。
「食料安全保障のために自給率を上げないほうが良い」という逆説についても非常に納得のいく論理が組まれており、自給率の裏側をよく理解できたと感じた。
Posted by ブクログ
とてもバランスの取れた論考。
知らないことばかりで勉強になる。
農業大国の米国で農業専業でやっていけてる農家の割合は、実は日本より少ないらしい…
家畜の糞尿は天然の有機肥料なので、メタンだなんだと言わず存続させるべき。ただし全国の農地に運搬する仕組みは必要。
カロリベースの食料自給率が低いのは家畜の飼料を輸入してるからで、米、野菜の自給率は低くない。
人口が減れば日本は農産物の生産が過剰となり、輸出国となる。
農業の持続には農産物価格の上昇が必要で、大々的なバイオ燃料用のトウモロコシ生産も一案。
前著にもあったが、米に特化すれば日本はざっと4億人を養う量を生産する潜在能力がある。
日本農業の未来に光あれ。