あらすじ
新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」
頑固な店主と美味しいモツ煮と雑な雰囲気。最高の人情酒場で起きた悲劇とは!?
「あじろ」の常連でマドンナだった真由美さんが、突然失踪してまう。常連の和歌子がライターをしている週刊誌編集部に「真由美はパパ活ビジネスに手を染めている」とう謎の投書が寄せられる。毎日お店に通っていた真由美はしばらく姿を見せていない。心配した常連客と店主が彼女を捜し始めると、その美貌と笑顔からは計り知れない邪悪な一面が見えてくる。
偽りの職業、パパ活斡旋、恐喝……和歌子は彼女の本性を知って逡巡するのだが、やがて真由美は殺されていたことがわかり、あじろに不穏な空気が漂いだした。犯人は常連客の誰かなのか。平和で楽しいはずの酒場の人間関係に何があったのか。
大藪春彦賞作家の鬼才が描く、人情と愛情の居酒屋サスペンス!
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Posted by ブクログ
主人公のライターの和歌子さんが、立飲み界のマドンナ真由美さんへの悪意の投稿、時を同じくしてお店に来なくなった事を心配して真由美さんの行動を探って行き、思わぬ真実に辿り着くと言うもの。皆さんが書いておられる様に赤松氏らしさが全くなくて驚いた。私が酒好き、立飲み好きなので酒の肴も含めてガイドブックをめくる様に読み終えた。
Posted by ブクログ
なんかいい人情話だけど、コレ犯人が殺人を自供する話なのよね。
新橋の千ベロ居酒屋「あじろ」は、江戸っ子気質の夫婦が切り盛りする店だ。
そこの常連、マスコミの二人と女性記者、メーカーサラリーマンはいつも奥で呑んでいたが、そこにはいつも立ち飲み屋のマドンナがいた。
しかし、毎日来ていたマドンナが来なくなり、投稿されたタレコミには、彼女のパパ活について書かれていた。
そして時間を置かずに、そのマドンナの死体が奥多摩の林の中で発見される。
事件の真相は何だったのか。
新橋の立ち飲み屋で真相が明かされる。
Posted by ブクログ
こんなに親密な関係ができる立ち飲み屋があったら、常連になりたい気もするけど、案外、距離をおきたいと思うかもしれない。
「いつもの!」「はいよ!」ぐらいが、事件に巻き込まれないし、仕事もなくさなくて適当かも。
Posted by ブクログ
読みやすかった
こんな感じの馴染みの店があったら
楽しそうだなと思って読んでました
事件になった背景には
色々考えさせられた
行政がもっと行き渡っていれば
こんなきっかけで事件が起きることもなかったのかなと思いました