あらすじ
人身売買の被害者の多くは14~18歳の未成年で、大半は16歳以下。10歳未満の幼い女の子が売買されることもあります。コロナ禍を経て、今国内の人身売買も増えています。
被害女性たちの救出・保護・自立支援をおこなうラリグラス・ジャパンや現地のNGOの活動を通し、その実態、背景、人身売買や性犯罪をなくすための活動や、各国または国際社会のとりくみを知り、私たちにできることを考えます。
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Posted by ブクログ
私は2024年の夏、去年の夏、ネパールのカトマンズに初めて行きました。世界遺産に日本から5日間で行けると言う旅行を検索したからです。カースト制度が残っており、日本とは異なる文化がまだまだ残っていることに印象深く思いました。
それからネパールと言う国に興味をなんとなく持っていたから、この本に巡り会ったのかなあと思います。
著者はネパールにおける女の子の人身売買を目の当たりにし、助けを求めても誰も動けないので、自らNPO法人を設立して活動を始めたと言う。非常に責任感と行動力のある方です。
ネパールの女の子は、従順なので、また容姿もインド人好みであるので、また山岳地域で暮らしていたので、体が強く、そうした理由でインドに人身売買されると言うものです。その歴史的背景として、ネパールの王族に女性を斡旋していたグループが、王家が倒れたことにより仕事を失い、女性をインドに流すと言う仕組みができたということです。
というか、この理由、結論なんですけれども、男がクズである、ということでよろしいでしょうか。男にも、何か止むに止まれぬ事情というか、教育的な背景であるとか、そういった同情の余地が存在するのでしょうか。本当、こういうクズな男たちの尻拭いのために、NPOとか設立して活動しなきゃならない女性がいるって言うことに、ヘドが出ます。