あらすじ
あなたと会ったこの街で、私たちはまた、“あの頃”の話をする。
私もあなたも、もう、“あの頃”にはいないけれど。
季節が巡るこの街で再会した、三ツ郎と真帆と“先生”。
時間が重なり、動き出していく。
体温が重なり、熱を帯びていく。
――それぞれが、小さな傷を抱えたままに。
初連載の新鋭が奏でる、純文学的青春譜、上下巻同時発売。
●併録
ふたりの男と不思議な少女は、不透明な“今”を遊転する。曖昧な光の中、車に乗って……。
――読切『離々遊転』
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんて素晴らしいのだろう、、!"静謐"とゆう言葉がこれほどピッタリと当て嵌まる作品はない。様々な余白に豊かな情緒が流れていて、いつまでもこの世界に浸っていたい。
これは視点のマンガであって、キャラクターのマンガでない所が素晴らしい。ストーリーのマンガでもない。
とにかく視点だけがあってキャラの心情や起こる事件に読者がすぐに分からない様に配慮されている。
マンガは読者がキャラに同一化しやすい様に作るのが普通だけど、それと真逆の手法!
そして、誤解を恐れずに言えば、とてもエロティックだった。
一番エロい時って人に寄るんだろうけど、自分はギャップを感じた時と、何かが始まる予感、
の二つが一番エロいと思う。
『花の在りか』は特に後者の始まる予感がずっと最後まで引き伸ばされてて、ずっとエロかった。
それとは関係なくヒロインもずっとエロいし、最高だった