【感想・ネタバレ】私たちのままならない幸せのレビュー

あらすじ

【電子版のご注意事項】
※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。
※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。
※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。
以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。


幸せ像が不透明で、漠然とした不安を覚えている女性に向けた、自分の人生の選択肢に納得し、自分なりの幸せを見つけられる本

自分らしい生き方。

この言葉に遭遇するたび、私は心の井戸に腕を突っ込んでドブをさらうように「私らしさ」とやらを探してみるが、どうも見つからない――。

ライフコースの“当たり前”が崩れた潮目の時代。今を生きる「普通」の人の、普通じゃ聞けない話に迫ったインタビューエッセイ。

8人の女性の人生の分岐点、決断の裏側、しのいできた苦境や葛藤の先につかんだ心地よい身の置きどころと、生きるよすが。

【目次】
第一章 「普通」の人の普通じゃ聞けない話

ライフイベントがすし詰めの激動の20代
流れに身を任せる妙味と逆算のバカバカしさ
令和の猛烈ワーママの裏の顔
途上国での子育てと人生後半で出会った天職
幸せと呼ばれるものに私は向いていない
不妊治療の末につかんだ「私の核」の肌触り
居場所と逃げ場所のつくり方
おひとりさまのゆるい連帯

第二章 人生だいたい帳尻合わせ

令和の女は一周回ってビジュ重視?
「好き」の気持ち、どこかに置いてきた問題
そうよ私は合コン婚、隣の彼女はアプリ婚
【悪用厳禁】結婚について彼の本音を探る裏ワザ
心の風邪にも万能薬なし
「私は不幸」という名の泥だんご
入籍前の独立宣言
夫婦のキャリアは早い者勝ち?
どの婚活記事にも書いていない真実
「こっちの水は甘いぞ」


ジェラシーくるみ(ジェラシークルミ):しがない会社員コラムニスト。女性の生き方について様々なwebメディアで連載中。著書に『恋愛の方程式って東大入試よりムズイ』、『そろそろいい歳というけれど』(いずれも主婦の友社)がある。Xフォロワー6.4万人。GISELe WEBでも好評連載中。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

8人の女性の生き方を覗ける興味深い本だった。
自分にとって理解できる部分とできない部分があったが、それも本人の選択した結果であり人生。
同じ人間なのにここまで考え方や生き方が違ってくるのがとても面白かった。

登場する人々は私にとって年上の方ばかりなので、
達観した考えがとても新鮮。
選択肢が多くて自由な時代でもあるが、それゆえに選択に迷い、悩む日もある。そんな中で自分に折り合いをつけて前を向いていく女性たちはたくましいしかっこいい。
仕事や結婚、出産などの大きなライブイベントも人によって全く異なる。結婚=○○、出産=○○と括られがちな世の中だが、それでは視野が狭まるばかりで自分にとっての=を作り出せば良いということに気付かされた。

以下は印象的だった言葉の記録
「他人をうらやみすぎると、今までの自分を否定することにもなる」
「すべての経験は等しく、1つずつの経験である」

0
2025年07月14日

Posted by ブクログ

人生の岐路に立たされている今、答えのヒントになりそうな、言葉がたくさん見つけられた。未来の自分の感情を心配するより今、とか、結局選んだ方を正解に語る、経験談しか世の中にはない、とか。その人といる自分が好きかどうか、とか。その時その時できっと響く場所が違うような気もして、あえて付箋は貼らなかった。友達には話しづらい、赤の他人だからこそ聞けた赤裸々な人生経験をたくさん知れて、どことなく励まされた。

0
2024年06月01日

Posted by ブクログ

『行動してみてもダメなら、「今は悩む時期」と現状をいったん受け入れて静観する。』

『自分にいらなかった欲や見栄を一枚一枚脱いでいく。そんな年の重ね方ができるなら、年をとるのも悪くなさそうだ。』

素敵な考え方が本当にたくさん散りばめられてて、読んだ後の安心感と、これからの自分の将来に対してのワクワク感がすごい
結婚しないかもしれない人生も、するかもしれない人生も、子供産むかもしれない人生も、産まないかもしれない人生も、どれも楽しみになった!
そんな人生の先輩たちのお言葉、とっても勉強になりました!!

ジェラシーくるみさん!!また次の本も楽しみに待ってます!!

0
2024年04月21日

Posted by ブクログ

色んな女の色んな人生。結局正解なんてわからなくて、「これじゃない」という違和感から脱却するように生きていたらたどり着いたのが今。で、たどり着いた場所を誰もが肯定する。

0
2025年12月06日

Posted by ブクログ

自分らしい生き方って何だろう?って、
人生の節目?岐路?いやそんな大げさなことではないけど、ここ最近考え悩んでた時にたまたま出会った一冊です。
8人の女性の個人的な「普通」の人の普通じゃ聞けない話。
読み進めてくうちに、
私がインタビュイーの立場だったらどんなエッセイになるんだろ?って、一瞬でも自分が主人公になった私が恥ずかしくなりました(笑)。

0
2024年11月24日

Posted by ブクログ

色々な女性の人生のオムニバス映画
これだけ十人十色な人生を目の当たりにしたら、自分のこれまでの人生も肯定してあげられそう

0
2024年09月15日

Posted by ブクログ

「幸せ」って、概念だから分からなくなりがちだけど、概念だからこそ自分の捉え方でどうとでもなるんだよな、と思った。

キャリア、ライフステージ、結婚、出産…
いろんな選択肢が増えてきたのは嬉しいことだけど、考えることが多すぎる。たまにパンクしそうになる。「幸せ」っぽい方に流れていったら楽なのか、なんて思ったり。

歳を重ねるごとにそんなモヤモヤが増えていく感覚があったけど、時期や内容は違えどみんなそれぞれ悩みながら進んでるんだなと思うと、なんだか安心した。

そして、結局のところ「自分が納得できていること」が大事だし、私は私が好きな自分で居続けられるように進んでいきたい。

とは言っても、これからも幾度となく不安になり、自分の柱がブレブレになるだろうから、その時は立ち止まってまたこの本に戻ってきたい。

0
2024年09月04日

Posted by ブクログ

「しあわせ」の形が色々とある時代だし、昔からの「幸せ」の押し付けもまだ残っている中で、結局のところは自分自身が自分のことをどう思っているかが大事。マジョリティが思ってる「幸せ」の中にいてもハッピーじゃない人は沢山いるし、逆もまた然り。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

様々な女性の生き方がインタビュー形式でまとめられています。
それらしい人生を選ぶより自分が考え抜いた人生を選びたいなそんな風に思わせてくれる本でした。
女性の人生が多様化してきたこの時代だからこそ悩める女性は多いと思うのでそんな方に読んでもらいたい本です。

0
2025年04月13日

Posted by ブクログ

『そろそろいい歳というけれど』という本が良かったので同じ作者の本を読んでみたくて。
似たような内容だが、前半は作者がインタビューした8人の女性がそれぞれの人生を振り返りながら女性としてどのような選択してきたのをまとめている。そして後半は様々な人と接する中で気づいた作者の発見をまとめている。
個人的に後半の内容が面白かった。特に一周回ってルックスが重要という話と会社の納得できない人事異動されて会社を辞めることになった人の話は印象に残った。マチアプが流行っている世の中でいくら中身や価値観を合わせたところで結局ルックスだけでもがよいなら許せるという一周回って外見にフォーカスしている人が最近増えたと思うという発見。そして制作会社で働いていた人が突然興味のない部署に異動になって転職を考えていた時に50人にアポを取って転職or そのまま残るかを聞き取った結果、人間は過去の自分の判断は正しかったという思い込みにさせる面白い生き物なんだという発見。
様々な生き方(特に女性にフォーカスをあてた)があることを教えてくれる本だったが、やはり日本では典型的な王道レールがあってそこから外れると路頭に迷っている感が本人もその周りの人たちも思ってしまうんだなと感じた。海外に住んで色んな生き方があることを実感したけどやはりその環境に慣れてしまうと焦ってしまうなと思った。

0
2025年03月03日

「エッセイ・紀行」ランキング