【感想・ネタバレ】気弱令嬢に成り代わった元悪女 ０１のレビュー

白猫 / 八尋八尾

幽閉された屋敷から、表舞台に返り咲く！


帝国歴144年、帝国内で起こった毒殺事件にかかわっていたことで稀代の悪女として生涯を終えたアリアドネ・ベルネットであったが、目を覚ますとそこは二十年後の帝国。
気弱で内気なアリアドネ・フィルベルン公爵令嬢に成り代わっていた――。
12歳で自ら命を投げ出した彼女の日記にはフィルベルン公爵家の”闇”が綴られていた。

貴女の気持ちが痛いほど分かるわ、アリアドネ――。

彼女の無念を晴らすため、アリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する。
同じ名を持つ、正反対のふたりが共につかむ幸せとは！

[ブクログ · ★★★★☆]

字組みがだいぶすかすかで、中味を見ないで買ったことに若干後悔していたのだが、私の好きな系統の変態が出てきて最高に好きだわ。まあ、字組みすかすかなのはどうかと思うのに変わりはないが……。（でも、この手の小説を好むのは一定年齢以上の女性と聞いたことはあるので、老眼への配慮かもしれない。ありがとう！　そういう意味では読みやすいわ！）

崇拝度合いが変態レベルなのは好きなので、彼にはこれからも気持ち悪い言動をして欲しい。