あらすじ
海外個人旅行のバイブル『バックパッカーズ読本』改訂版7作目。1998年1月刊行の1作目から四半世紀余を経て旅をとりまく状況は大きく変化。渡航手続きの仕方、ネットを駆使してリーズナブルかつ安全に旅する方法、航空券やホテルなど予約サイト完全攻略、旅の聖地インドから初心者に優しい東南アジア、注目の中央アジアやコーカサスなどの最新情報、感染症対策、治安問題、荷物や服装etc…旅の基本&ディープ情報満載。高野秀行、丸山ゴンザレス、下川裕治、 松岡宏大 、リュウサイ、小山のぶよ他、旅の達人のエッセイも収録。
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Posted by ブクログ
海外個人旅行のバイブルと言われている『バックパッカーズ読本』は、1998年に初版が刊行されてから改版を重ね、本書は改訂版7作目(2024年刊行)。これほど長期に渡って続いているのは信頼できそうと思い手に取った。
内容は見開き2ページ程度の短いコラムの形でたくさんまとめられている。数多くの旅好きの人が執筆していて、単に重要な情報や何かのやり方を説明するというより、著者の体験に基づいてあれこれ自由に書かれている印象だった。読んでいると旅に出たい気持ちがくすぐられる。
以前、インドなどでバックパッカーの旅(といっても1週間程度)をしたことがあり、その時のことが忘れられない。またあんな旅をしたい。
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・旅のアイデアがいくつも登場する。こういうのを参考にして旅のプランを考えてみるのも良さそう。
- タイのバンコクから南へ、マレー半島3カ国を旅する。
- タイのバンコクから東へ、カンボジアのシェムリアップ、ベトナムのホーチミンを巡る。
- 反日感情などネガティブなイメージがありつつも、大陸のおおらかさに満ちた中国(先入観で避けるのは勿体無い気がしてきた)。
- フィリピンのセブ島の格安語学学校で英語を身につけてから、各地をまわる。
- 飛行機でなく船で韓国に行く。
- タイ南部で船を駆使したアイランド・ホッピング。
・西荻窪にある、旅関連の書店「旅の本屋のまど」。
・日本国内にある外国人コミュニティの話。
インド人の多く住む西葛西、ミャンマー人が多く住む高田馬場、バングラデシュ人が多く住む十条、今や多民族タウンとなった新大久保、etc。そういった街に行くと、日本にいながらにして異国を味わえる。なぜそこに集まっているのかということから、世の中の状況が垣間見える。
・陸路での国境越えのロマン。
島国である日本では、陸路での国境越えはできない。地続きであるのに、ある場所を越えると国が変わり、社会・言葉・通貨・時差まで変わったりする。日本ではできない体験。一方で、「国境の両側で同じ民族が暮らしている地域はザラにある」、「国境とはあくまで政治的なもので文化の境界ではない」という記述もあった。自分もいつか、このロマン溢れる経験をしてみたい。
Posted by ブクログ
バックパッカー旅行について、マインドと具体的な行動の両面から解説されている。宿泊先の手配やビザの取得方法、スマホ接続方法から、医療受診、保険加入等の細部まで具体的に説明されており、非常に分かりやすい本で、バックパッカー旅行のバイブルといわれてのも納得の本であった。
欲を言えば毎年改訂版を出版してもらいたい。
Posted by ブクログ
今の若者にはバックパッカーのような旅行は流行らないだろう。円安と貧困化で海外に行くことすら辛いのではないか。Youtubeなどで気軽に海外の景色が見れてしまうのでそれで満足してしまうのもあるかもしれない。
それでも、バックパック旅行には魅力がある。ネットのおかげで昔のような放浪感は弱まってしまったかもしれないが、またあの苦しくて楽しい旅を経験したいと思う。
そんな数少ない変態のためにこのような本を作ってくれてありがとう。
Posted by ブクログ
いつも有益な情報をありがとう。最新に追いついてる感じ。アプリやeSIMの話は助かる。
ついでにB●●king.comのフィッシング詐欺の話も入れて欲しかったな。海外じゃよく喚起されるけど、日本の書籍はまだちょっとデジタル犯罪のニュースに弱い気がする。
Posted by ブクログ
前回からスマホやSIMに関するトピックが加わり、全面的に改訂された最新版。これからバックパッカー的な旅をしたい人、し始めた人にはバイブルとなる本。私はバックパッカー歴15年以上になるが、中央アジア、バルカン半島、コーカサスなどのルートマップや、サウジアラビア入国の裏ワザなどは大変参考になった。