あらすじ
奇跡の90歳現役声優・羽佐間道夫。何歳になっても仕事で必要とされる生き方を明かす初の著書。新録朗読特典、山寺宏一対談も。
90歳の今も仕事がとぎれないスーパー声優、初の著書。
その仕事観・人生観、「声」のために大切にしてきたことから、長く元気で幸せに生きる秘訣を抽出。
羽佐間道夫を師と仰ぐ山寺宏一とのロング対談は必読。
野沢雅子、古谷徹、大塚芳忠、堀内賢雄、戸田恵子、林原めぐみ、朴ロ美ら豪華声優陣・関係者からの寄稿も。
新規録り下ろし朗読音声も収録。
羽佐間 道夫(ハザマミチオ):1933年10月7日生まれ。東京都出身。アル・パチーノ、ロバート・デニーロ、ウディ・アレンなど吹替え多数。海外ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』チャールズ(スティーヴ・マーティン)、アニメ『銀河英雄伝説』ワルター・フォン・シェーンコップ、ニュース『エブリィ特集』『スーパーテレビ情報最前線』ナレーションほか。第18回ATP賞2001ナレーター部門個人賞、2008年第2回声優アワード功労賞、東京アニメアワードフェスティバル2021功労賞受賞。ラジオ日本『わたしの図書室』レギュラー放送中。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なぜ「継承」は途切れずに続くのか
――絶望の後に残る、声の連鎖という希望
構造は壊れる。
ブームは終わる。
継承は断絶する。
それでもなお、なぜ繋がりは消えないのか。
90歳現役声優 元気をつくる「声」の話における
山寺宏一との師弟対談は、この問いに対する一つの答えを提示する。
それは理論ではない。
態度である。
本書の核心は、あとがきに集約されている。
「私たちが絶望することは何もない。未来には希望がある。
そうやって前途に希望を持ち、受け継いできたものを次に渡していく。」
この言葉は、これまでの議論と対立するものではない。
むしろ補完する。
ここに第一の逆理がある。
構造的に見れば、継承は断絶しやすい。
にもかかわらず現実には、
完全には途切れない。
なぜか。
理由は単純である。
継承は制度ではなく、
意志によって維持されるからだ。
これまで見てきたように、
継承には課題がある。
教育の不備
関係性の希薄化
距離の崩壊
だがそれでもなお、
繋ごうとする人間が存在する限り、
継承はゼロにはならない。
ここで重要になるのが、団長の指摘された感覚である。
「繋ぐことをあきらめなければ、いつか繋がる」
これは楽観ではない。
むしろ極めて現実的な認識だ。
なぜなら継承とは、
連続ではなく“断続”だからである。
ここに第二の逆理がある。
継承は途切れているように見えて、
実際には
断続的に繋がっている。
一度切れたとしても、
別の地点で再接続される。
この構造は、いわば
“声の連鎖”
と呼ぶべきものだ。
個人は消える。
だが声は残る。
表現
判断
在り方
これらは形を変えながら、次へと移動する。
では問題は何か。
それは継承そのものではない。
継承の“効率”である。
つまり
どれだけロスなく繋がるか
どれだけ歪まず伝わるか
ここに現代の課題がある。
ここで終極に至る。
継承を成立させる条件はすでに明らかになっている。
関係性
意志
好奇心
だが最後に必要なものが一つある。
それが
「希望」
である。
未来に渡す価値があると信じること。
それがなければ、継承は始まらない。
ゆえに結論は一つだ。
継承は完璧にはならない。
断絶も起きる。
それでも、
繋ぐことをやめない限り、消えることはない。
構造は壊れる。
だが意志は残る。
そしてその意志こそが、
次の時代を作る。
――それが、声という営みの持つ本質である。
Posted by ブクログ
もっと昔話をしてほしかった。
まぁ、個人的な比較対象が「幇間の遺言」だったりするのが、無理筋なのかも知れないけど。
コンバットのカービーが二等兵って書いてあるけど、機関銃手になって以降は、ケイジやリトルジョンと同じ一等兵だったはず。(初登場時の印象が強い、のは理解できる)
羽佐間さんといえば、「名探偵登場」のピーター・セラーズと、「爆発デューク」のナレーション。
検索したら、声優仲間の蝮さんのヨウツベに出てるということなので、これから見ることにします。