あらすじ
■子どもの心の声をひきだす絵本
自分の感情をうまくことばにできない子どもたち。どんなふうに問いかけたら心の声にそっと寄り添うことができるのか、真剣に考えました。
スクールカウンセラー、保育士、小学校教諭・・・
子どもたちと接する人たちの声が続々!
保健室にくる子どもたちは、気持ちをうまく言葉にできずに友人とトラブルになったり、体調を崩してしまったりということもあります。そんな子どもたちが自分を表現する一つの手段になると思いました。(小学校養護教諭)
担任する一年生に読み聞かせました。子どもたちそれぞれが、自分の悲しかった出来事を思い返したり、気持ちの色を考えたりして聞いていました。「みどり!」などとつぶやく子も。自分のことととらえて考えながら聞きやすい絵本なのだと感じます。(小学校教諭)
子どもたちにとってとらえどころがない「気持ち」を色やかたちで示していること。同じ出来事でもとらえ方が人によって違うこと。周りの人に伝えたりわけ合ったりすることもできること。わかりやすく描かれています。気持ちについて考える第一歩として良い本だと思います。(スクールカウンセラー)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
《9ヶ月》
いろんな気持ちを色であらわした本。
水彩画が美しく、かわいらしく、読んでいて穏やかな気持ちになる。
大人の心にもじーんとくる一冊。
息子が大きくなったら、家に一冊置いておきたい。
Posted by ブクログ
私は人より感情の起伏が激しいと思っている。
悲しくなったかと思えば、腹が立ってきたり、腹が立っててもなんだかおかしくて笑えてきたりと、本当に喜怒哀楽が激しい。そんな私が、「いまのきもちはどんないろ?」と問いかけられたら、何色と答えるんだろうか、と自分で考えてみたくて手に取った。
優しい水彩画の絵とともに、自分のきもちについて考えさせられる。そうか、言葉にして伝えるのが難しい時は色や音にして自分の気持ちを伝えたらいいのかと思った。
ふと手にした絵本から、優しく気持ちの伝え方を教えてもらうことができた。
Posted by ブクログ
自分の気持ちを言葉で表現できるというのは、大切だけど小さい子どもには難しい。語彙力や体の感覚などが、まだそのレベルにないから。
「色で当てはめることで、気持ちを表現できるようになればいい」ということをこの絵本では言いたいのかな?とにかく絵や言葉が優しい。
Posted by ブクログ
子ども向けなんだけど、大人が読んでも沁み入った。
いまの気持ちはどんな色?と聞いてくれるから素直に答えやすい。
うちの子達は変なところで気持ちを内に込めてしまうから、寧ろそこの部分をちゃんと出してほしいんだけど、こんな形で聞いてみるのも良いと思った。