あらすじ
少年として育てられた少女。ある日を境に、運命が劇的に変わっていく――
騎士に憧れている名もない少年は、歴史あるロマニョーロ伯爵家の下人として雑用をこなしていた。
17歳のある日、少年は初潮を迎えて自分が女性であることを母親から告げられる。伯爵との間に身篭った子供であったが、母親は子供を守るために人知れず少年として育て上げていたのだ。
伯爵は子供の存在を知ると、自分の娘であるメイリーンを不遇な婚約から守るため、子供を影武者に立てると決める。
その瞬間、子供は17年間なかった名前を与えられ、人生が劇的に動き始める。与えられた名は「ヌリタス」。意味は、「無」だ。
感情タグBEST3
名前の意味
ヌリタスの名付けの意味がなんともかわいそうです、始まりから辛いシーンが続くけれど、読むことをやめられません、ヌリタスのお母さんどうか助かってほしい、どんどんひきこまれます。
匿名
無料分だけだと、ヌリタスの苦しいエピソードが多く読んでいてツラいです。
この後の展開でヌリタスが愛されていき徐々に幸せを手に入れていく様子が描かれていくので、
ヌリタスが虐められている場面を堪えて読むとその先がより清々しく感じます。
読んでいる時はアビオに嫌悪感を抱いてましたが、もちろん、アビオがやっていることは許せませんが父親からの愛情をなく育つと、こんなふうにひねくれちゃうんだな。アビオもある意味被害者かもしれないな。と思いました。婦人の回想シーンでのアビオが可愛く描かれていて、あの頃から愛情を注がれていたら人格変わってただろうな。
と残念に思いました。
登場人物の背景が丁寧に描かれていて読みごたえがある物語です。
かわいそすぎます。何をしたっていうのですか?タリウスだってお母さんだって悪くないのに。ひどすぎです。もう駄目