あらすじ
ある日、山寺のてんじょうから、こげ茶色の小さな生きものがぽとっと落ちてきました。ひづるさんは、このなにかわからない生きもののおかあさんになることに……野生動物と人間とのかかわりを考えるノンフィクション。
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Posted by ブクログ
天井から落ちてきたテンのあかちゃんを育てる話。
絵本かと思ったら、ちゃんと文字の本だった。大きめの文字に分かりやすい言葉……児童書って素敵。
ゴミ袋に放り込まれて捨てられそうになっていたテンちゃんをひづるさんが、拾い上げて育てる。最初は掌サイズでネズミと思われていたけれど、獣医さんによってテンだとわかる。毛皮にされて数が減ったテンの子をひづるさんは育てる。
野生の子は野生に返すと決めて育てるけれど……別れは突然にやってきて、テンちゃんは姿を消してしまう。
最後、サブタイトルが『ある日、とつぜん』だったので、死んでしまうのかなと思ってしまっていた。人に懐いてしまうと車に轢かれて死ぬ羽目になる可能性も高いから。うちの半野良ネコたちはそれで死んでいった。
写真も多くて読みやすくてわかりやすい。考えさせられる本。
ごちそうさまでした。