あらすじ
[その男、パーシー]
5年前に行方不明となった婚約者が子供と一緒に現れた。
「私はもう殿下の婚約者ではありません」
だが、どうしたことか、婚約者のベルは私を拒否した。しかし関係なかった。 「婚約は維持する。私は…君を手放すことなんてできない」
再び自分を愛させるつもりだった。
[その女、メイベル]
王城を離れて5年ぶりに帰ってきた。 彼の子供を連れて。
「ベルはもう私を愛していないのか?」
「…愛していません」
「…嘘だ。相変わらず嘘がつけないんだな」
私を殺そうとしたのに、何も知らないふりをして厚かましく近づくこの男が憎らしかった。
「君を愛している」
こんなにも憎らしく思うのに、なぜ再び心が動き出すのか。
感情タグBEST3
謎が謎を呼ぶ
何かにずっと怯えている主人公が、隠している元婚約者への愛情には根が深そうだ。色々な憶測が飛び、幸せとは程遠い世界だが、どこかで眩しさを追い求めているような焦燥感もある。
子持ち令嬢は公爵様から逃げたい
とっても面白かった。犯人が意外な人物、それも結構身近な人だったので、びっくりしました。でも動機が少し納得いかないかも?今度こそ親子3人でお幸せにね!