【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズ人物解剖図鑑のレビュー

えのころ工房

射るようにするどい眼をして
背が高く痩せている
細く長い指を持つ
ワシ鼻の男
彼の名は？

希代の名探偵 シャーロック・ホームズ！

1887年に誕生し、現在も世界中で大人気の〈シャーロック・ホームズ〉。
アーサー・コナン・ドイルによって書かれた60編の原作小説は、ファンの間で「正典」と呼ばれています。
本書では、正典に登場する人物たちに焦点をあて、書かれている描写に出来るだけ忠実に、時には映像化作品などの力を借りつつ、独自の解釈を加えながらヴィジュアル化することを試みました。
長編『緋色の研究』『四つの署名』、短編集『シャーロック・ホームズの冒険』までに登場する総勢約250人の人物を完全ヴィジュアル化しています。

〈ホームズ〉の「基本」が分かる本にしたいと考え、物語のあらすじや注目ポイントなども取り上げました。事件の核心部分は【ネタバレ無し】を前提に、日付や曜日などの矛盾がある点もそのまま載せ「正典に書いてあることをおさらいできる本」を目指しています。

正典に登場するヴィクトリア朝のアイテム…「ガソジーン」やホームズの吸うパイプの種類、そして英国の貨幣の価値なども図解で詳しく解説します。〈ホームズ〉の世界がより近くにあると感じられるようなガイドブックでもあります。

この本が少しでも、〈ホームズ〉の世界がより身近により楽しく感じる手助けになれば幸いです。

コナン・ドイルが書いた彼らの姿を知ることで、物語に隠された謎が見えてくる。
100年前に書かれた彼らが今、描かれる。

[ブクログ · ★★★★★]

すごい！細かい！
シャーロックホームズは確か父が全巻持っているハズなので、引っ張り出してこようかな～と思いました。
まだ全部目を通してはいないので、読み返しながらゆっくり照らし合わせようかと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

人物については記述された特徴が文字でも細かく書かれていて、飲み物や手紙を届けた端役まで載っていて、相関図もあり関係性がわかりやすいです。
ホームズやワトスンの話の中で登場する実在の人物もイラストと解説があるのもよかったです。
人物だけに留まらずマップ、ホームズの部屋の間取り、事件ごとの導入やポイントの漫画、時系列で整理された事件の流れ、貨幣の解説、馴染みのないアイテムやホームズに纏わるアイテムの解説など多岐に渡り、特にその時代を感じるような解説が興味をそそられました。
続編もあるようなので楽しみです。

[ブクログ · ★★★★☆]

全編カラーですごいボリューム。ホームズが薬物中毒者で、面白い事件がない時は刺激欲しさに薬物を摂取していたことに驚き。作品ごとに登場人物がイラストとともに紹介されているので、ホームズ初心者の私はこれを見て小説を読みたくなりました。

[ブクログ · ★★★★☆]

シャーロック・ホームズの作品を隈なく読み込んで作られた人物解剖図鑑。わかりやすい説明とかわいいイラスト、それにホームズの時代の豆知識もあり、さらにネタバレはされないようにまとめられている。この本を片手に小説を読むと内容や登場人物が整理されて読みやすくなりそう。続編がとても楽しみ！

[ブクログ · ★★★☆☆]

イラスト付き、豆知識付きで、読んでいて楽しい。
ただ……ベイカー街分隊の見た目が……ちょっと、どこかで見たことあるのが……気にかかる……。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ホームズ物の中の12編の依頼人と登場人物についてイラストで細かく描写。
シャーロキアンではないけれども、おもしろく読んだ。まだまだ、あと2冊の続編を計画中のようだ。