あらすじ
無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。俳優、小説家、グラビアアイドルなど、様々な業種から集められた出演者は交流を深めていくが、撮影期間中に出演者である人気女優・松浦花火が死体となって見つかった。事件現場の部屋は密室状態で、本土と隔絶された島にいたのは出演者とスタッフをあわせて八人のみ。一体誰がどうやって殺したのか? そして彼女の死は、新たな惨劇を生み出して――。
恐るべき事件の〈真犯人〉は誰なのか? 衝撃のラストが待ち受ける孤島ミステリ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
恋愛ミステリーかと思いきやガチガチのクローズドサークルものの本格ミステリーだった。恋愛リアリティーショーを無人島で行い、そこに推理ものの要素を加えた番組の撮影中に本当に殺人が起こり、そして第二、第三のの犠牲者が出てくるものだった。犯人やこのミステリーの仕掛け(『クローズド・カップル』と幕間の出来事のミッシングリンク)は何となくわかったが、どうやって殺したかや犯人の動機、そして更なる真相までは分からず、読みごたえがあった。だが、恋愛リアリティーショーやSNSの匿名の誹謗中傷の危うさなどが描写されていたので、「もう単純にエンタメとして恋愛リアリティーショーを楽しめないのではないか?」とも思ってしまった。(その手の番組が好きな人には申し訳ないが。)
Posted by ブクログ
時々ジャケ買いするけどこれはタイトル買い
(言い方合ってるか分からんけど^^;)
好きです、死んでください って!
普段絶対言わないし聞かないよね。
まぁ、好きって感情がひどく厄介なものってのは分かる。恋愛と殺人も執着から起こるもの。
『コクハラ』て言葉も初めて知った!
意味知ってビックリ。
無人島のコテージで男女が繰り広げる恋愛リアリティショー、クローズド·カップル
出演者、全員キャラがハッキリしていて読みやすかった。
探偵役の小説家が少々頼りなかったけど
面白かった〜。
Posted by ブクログ
ほぼ一気読み!
真相は全くわからず…やられたー!(嬉)
なるほどねー!
解決の部分で少しもやる部分もあったけど、総じて面白くてキャラも立っててめちゃ好みの作品でした!!
あの作品のオマージュなのかな…?
次作も楽しみな作家さんに出会えた!
Posted by ブクログ
頼りないけど、優しい探偵がちゃんと推理するところいい。
犯人が分かった後の問題提起と綺麗なラストも良き。タイトルはもうちょっと違っても良かったかもしれん。
Posted by ブクログ
恋愛リアリティーショーの撮影をするために孤島に集まった出演者とスタッフの8人。出演者のうちの1人であった女優の死体が見つかり、それに加えて島は本土と隔絶された“クローズド・サークル”の状態になってしまう。
“クローズド・サークル”ものが大好きなので、さっそく買って読んでみた小説。恋愛リアリティーショー自体はあまり知らなかったが、よく描かれていて知らない者でも楽しく読めた。各章の合間にあるサブ・ストーリー?のようなものの真意も最後まで読んで驚かされた。恋愛リアリティーショーから生まれてくる殺意やネット上の匿名での誹謗中傷など、それこそ現代のリアルかと思わされた。
Posted by ブクログ
途中、第二第三の事件が起きたり、主人公が真相に近付いていくところでどんどん引き込まれた。ミステリーをしっかり楽しめたし、恋愛リアリティーショーという舞台設定が新鮮だった。
一部、あれは伏線じゃなかったのか...?とかもっと細かく事件の真相知りたかった...と思うところもあってちょっとだけモヤモヤ。でもトータル楽しんで読めた!全て知った上でまた読みたい。
Posted by ブクログ
学校で生徒におすすめされたので読んだ。
主人公は頼りがいのないタイプだけれど、いざという時に知識が出るのが推理小説家らしい。導入と設定が読みやすく、先が気になってついつい読み進めてしまった。途中で挟まる別パートも、最後まで読むとあぁなるほど、と合点がいく。
個人的には序盤の、登場人物達が設定にのっとってマーダーミステリーをしているパートが好きだったから、読後感はあまり良くないけれど、謎が解かれたすっきり感と混ざってなんとも言えない感じ。
登場人物もキャラが濃いから、こいつが犯人か?と思わせてからのどんでん返しがいくつもあってドキドキが続いた。
内容としては面白かったんだけど、いわゆる社会風刺的な、メッセージ性をもたせる必要があったのかは分からないな。エピローグの登場人物たちのセリフはなくてもよかったと思うんだけれどなぁ。
Posted by ブクログ
読書疲れの中さくさくと読めた一冊。みんな大好きクローズドサークル×密室×連続殺人!
真相も全く想像のつかないものだったし、犯人もラストまでわからなかった。タイトルも意味がわかるとずんとくるものがある…。
完全に表紙とタイトルに惹かれて買った一冊だったが面白かったと思う。
Posted by ブクログ
『好きです、死んでください』奇抜なタイトルというだけで購入しましたが、牛に引かれて善光寺参りでした( ◠‿◠ )
推しのOという作品のある話の延長線上にある内容だなと少し思いましたが、
SNSの悪い部分を指摘する筆者の姿勢がとても気に入りました。
恋愛リアリティーショーという身近に感じさせてくれる例があったからこそ、SNSの悪い面がよく可視化されて伝わったと思います。
Posted by ブクログ
これには完全に騙された。構成が巧みだ。
惜しいのは終盤に至るまでの展開が退屈で、ありきたりだという部分だろうか。だが、あえて選択されたのであろうこの展開を、自分は買いたい。あの部分がないとどうしてもこの結末には辿り着けないからだ。
Posted by ブクログ
恋愛リアリティーショーの為に無人島に集められた出演者とスタッフ。
そこで殺人事件がおこる…!?
リアリティーショー×ミステリで恋愛絡みつつミステリの推理部分もとっても面白かった!!
最後は切ない感じでしたが読後感も良かった〜陰キャ栞くん好き
Posted by ブクログ
今時のものを色々詰め込んだ話で単純だったけれどサクサク読めるのは良かった。結論殺された人たちは自業自得なのでよし。あとタイトルはなぜこれにしたの?謎。
Posted by ブクログ
孤島に閉じ込められて殺人事件が起きて…。
王道のクローズドミステリーかと思って読み始めましたが、なんだか雰囲気が違いました。
殺人が起きる中で登場人物たちがお互いを疑い合い、信じられなくなり…という展開ではなく、協力し合っていくという展開に、私的にはかなり違和感がありました。
並行して進んでいく過去のストーリーが本編とどうリンクしてくるのか気になっていましたが、最終的には伏線回収がきちんとされたので、モヤモヤ感は残らず良かったです。
Posted by ブクログ
無人島での恋愛リアリティーショーの撮影中に起きた事件。スタッフによる仕込みだったはずが、本当の事件が起きてしまう。事件現場は密室で、島にいたのは出演者とスタッフをあわせて8人のみという。
評価が謎。
Posted by ブクログ
内容は本格ミステリで面白かった。だけど、もう少し舞台の特異性を活かした展開があっても良かったなと思った。正直、恋愛リアリティーショーである意味はそんな感じられなかった。好きです、死んでくださいというタイトルと、中身がそれほどリンクはしてないなと。
孤島のクローズドサークルとしては秀逸だったと思う。
Posted by ブクログ
孤島を舞台にした「恋愛リアリティショー」の撮影で集められた男女。プロデューサー曰く、なんらかの「シークレット」があるというこの撮影。そのさなかに出演者である人気女優松浦花火が遺体となって発見されるが・・
あらすじだけだと凡庸さしか感じないですが、実際に読んでみるとなかなかに面白かったです。犯人は・・・まあ明らかに浮いてる人物を怪しんでいたら普通にそのまま犯人だったわけですが・・・
しかし現実に起きた、「恋愛リアリティショーでSNSで叩かれて自殺」を下敷きにしてるのが(作中では未遂でしたが)賛否ありそうな。モラル的なものは別にして自分はあんまり好きじゃないです。この作品最後数ページに書かれているようなよくあるおためごかしな結論に着地しがちだから。SNSでの誹謗中傷なんてしたことないしこの先もする気もないですが、フィクションとして楽しみたい小説で現実に即した道徳的な説教くささは萎えてしまう。
Posted by ブクログ
リアリティショー撮影中の孤島で起こる連続死事件。
各章末に挿入されるサブエピソードなど、一応のヒントは提示されている。
主人公の作家が19歳にして既に3冊のミステリを出版していたり、設定や展開が荒っぽい。
題名は内容とあまり関連しない。