あらすじ
「エルクシード様、わたくしたちそろそろ離婚をしませんか?」8歳の頃、国同士の政略結婚で隣国の公爵家に幼くして嫁いだリリアージェ。10歳年上の夫エルクシードに優しく迎えられて幸せな結婚生活だと思っていたが…。16歳で社交界デビューした際に、夫が友人に「女性として見ることはできない」とこぼしているのを聞いてしまう…!リリアージェは義母のヘンリエッタや王太子妃の援助のもと離婚を決意!!すんなり離婚できると思っていたのにエルクシードは「離婚はしない」と言い張って…。1年の離婚猶予期間を設けられることになったふたりがお互いを知っていく物語【描き下ろし番外編および描き下ろしイラスト収録の豪華版!】
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不器用な夫婦
8歳という幼さでエルに嫁いだリリー。エルの母親に行儀見習い、家族の奥様としての勉強を教わりはや10年。一方のエルは立派な青年となり、仕事に邁進するも男女のことにかけては奥手もいいところ。なかなかはっきりしない息子にキレた母親が、リリーを養子にして嫁に出すと言い出す…ここまできてようやく動き出すあたり、かなりエルも不器用だけど、初恋同士だし仕方ないのかな。うぶなリリーの閨での奮闘も可愛い。
8歳で、知らない国に、嫁いできたリリー。
婚約者の母に可愛がられて、伸び伸びと育っていく。
2人共、お互いが好きなのに、素直になれない。
やっぱり、8歳と18歳って、難しいよね〜。