あらすじ
部下からモヤッとされる声かけを、共感される声かけへ
ちょっとしたことで成果が上がるコツを、お教えします。
×お客さまは大丈夫か
↓
〇大変だったな。
まずはコーヒーでも飲もうか
×お願いなんだけど
↓
〇仮になんだけど
×なぜ動かないの?
↓
〇何から始める?
リーダーが「やれ!」と指示命令して部下が動いていた時代とは違い、リーダーの力量に差があらわれ始めました。
私は、指示命令で強引に部下を動かすマネジメントを「パワーマネジメント」と呼んでいます。このパワーマネジメント、リーダーにとって楽なようで、実は大変なのです。
権力で動かそうとすると、部下は言われたとおりの動きしかしなくなります。自分で動いて叱られたら困るからです。するとリーダーの能力がチームの限界になります。
その一方で、部下が主体的に動き、明るく業績のよいチームがあります。そんなチームのリーダーは、いつも笑っていたり、時には部下にツッコまれたりしています。
そんなリーダーになぜ部下はついていくのでしょうか。
それは、部下から共感されているからです。私自身、いくつかのチームを率いて気づきました。
そして、共感されるかどうかの大きなポイントが「適切な言葉」なのです。
「適切な言葉」を使うリーダーは部下を主役にし、補佐的な役割に徹します。すると、部下が主体的に動きます。リーダーにはないスキル・能力・アイデアを部下が持っているわけですから、当然チーム力はアップします。
私は日々「言葉は武器にも凶器にもなる」と言っています。武器になる言葉は部下を輝かせます。一方で、凶器になるような言葉は部下の力を弱めてしまいます。
本書では、部下への声かけのNG例と言い換え例を提示しています。
部下が意欲的に動き、チームの業績を上げるため、武器になる言葉を習得していきましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分がリーダーの関係の本をある程度読んでいたので、繰り返しのないようになっている。
そう感じるのはちゃんと数をこなしたから
ポジティブな言葉をかけ続けたい。
Posted by ブクログ
チームのリーダーとして仲間や部下とのコミュニケーションで悩む機会が間々あり、つい相手の性格や状況のせいにしがちですが、それで事態が好転するわけでもなく、自分のコミュニケーションの取り方の工夫や考え方の改善によって、チームに良い影響を与えるためのヒントを一つでも得たいという想いで本書を手に取りました。
本書のあとがきにもあるように、著者自身の失敗談を元に多くの良い声かけ・悪い声かけの事例がシーンごとに豊富に詰め込まれており、短時間で引き出しを増やすことができました。(実際にそのシーンで滑らかに引き出せるかは別として...)
自分の経験に照らし合わせてみて、NGな声かけをしてしまっている時があることに気付かされましたので、それぞれの言い換えパターンの真意をよく咀嚼して、日頃の自分の言動を振り返り、失敗してしまった時には「どんな言い換えができたかな?」と反省して次に活かしていこうと思います。