【感想・ネタバレ】寿々木君のていねいな生活 4巻のレビュー

あらすじ

高校1年生の寿々木薫は、手芸や料理、ガーデニングなど「ていねい」な毎日を過ごすことが大好き。群青高校の文化祭に向けて、1年B組では『若草物語』を上演することになる。寿々木君は三女ベス役に選ばれたものの、人前で演じることへの緊張に加え、弾いたことのないピアノの演奏シーンもあり、ちょっぴり不安。そこで春名が秘策を思いつき、事態は思わぬ方向へ!? 世界一やさしい気持ちになれる王道スクールライフ。

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主人公の寿々木 薫(すずき かおる)は高校入学を迎えた15歳。背が高くてガタイがよく、三白眼のツリ目で強面のせいか、理不尽な因縁をつけられたりしがちだけど、自分が家のベランダで丹念に育てているハーブからリラックスにいいものを選んで摘み、緊張を落ち着かせるためのハーブティーを自分で入れたりするような心優しい男の子です。でも、中学時代には好きなことが原因でつらい思いもしたようで…。
高校の入学式の日、通学途中の電車で酔っ払いに絡まれていた薫は、同じ制服を着た小さくて綺麗な顔の男の子、春名 新(はるな あらた)に機転と投げ技で助けられます。同じクラスになった2人が送る高校生活を友達や家族も含めて描く、優しくて穏やかで柔らかいけどそれだけじゃない本作は、読んでいて本当に癒されます。
妹のたまこもかわいいけど、懐が深くて包容力があるお母さんが、「豆を挽くより寝ていたい」と言えるお母さんが、私は好きです! そして、誕生日に買ってもらったまげわっぱのお弁当箱でお弁当を作ることを楽しみにしていたと言いながらはにかむ薫の癒し力よ…。他人から許されることだけじゃなくて、他人を許すことも、ありのままの自分を自分で認められるようになる方法の1つなのかもしれないと思いました。
ていねいな生活をしている人、ていねいな生活にあこがれているけど実行に移せない人、好きなものを好きと言いたい人に、ぜひ読んでいただきたいです!

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