あらすじ
ビヘイリル王国での決戦の末、勝利したルーデウス・グレイラット。
彼と彼を取り巻く人々のその後を描く物語集『蛇足編』。
シリーズ第二巻は、自動人形の制作とそのトラブルを語る『オートマタを作ろう!』、家族との思い出をつくるために企画した旅の様子を描く『ミリス旅行記』、エリス、アレク、オルステッドと共に当代の剣神ジノ・ブリッツを訪ねる顛末『剣の聖地に住まう神』に加え、ルーデウスの子供たちの日常を描く書き下ろし短編『グレイラットの子供たち』の四編を収録。
決戦の後にも人生は続く――。
その先にルーデウスは何を思い、何を為すのか……。
人生やり直し型転生ファンタジー、本編のその後を紡ぐ物語、シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
蛇足編2冊目。なんか分厚い。1より明らかに分厚い。1巻が274ページだったのが、347ページ+設定集6P付きなので、80ページぐらい多い。
収録は、ウェブ版の順番で3作+書き下ろし1作と1の時と同じ構成。
1つ目は、オートマタの話し。いいよねオートマタ。夢だよね。ナナホシそっくりでいろいろできるってなかなか極まった仕様だけど。
1発で見抜くシルフィがかっこいい。さすがフィッツ先輩
最後のオルステッドの独白の部分はおもしろいよね。ルディをどうみてるとか笑えてしまう。いかんなこの顔はいかんなとか面白い。
アレクのルディへの評価も興味深い。やっぱり勇者と魔王の考えを叩き込まれているからな。チェダーマンってのはなんじゃそりゃって感じなのがまたいい。
オルステッドが、チェダーマンを聞いたことないな存在だ。となれば造語かもしれん。あの男はことあるごとに新しい言葉を作るとか言ってるのがまた楽しい。
ララのバッタを見つつ、楽しそうなオルステッドを見ると本当に嬉しくなってくる。
2つ目はミリス旅行
アルスたちがこっそり冒険したりもいいけど、ララのお返しがいい。
タルハンドの話しもいいよね。よかったよ、長年の想いが実を結んで
3つ目は新剣神
ジノのあり方がかっこいい。まぁ極めるってことはこういうことなのかもしれない。
それとニナのあり方もかっこいい。
4つ目が書き下ろしの子供たち
ルーシーの想いが溢れる。1の時もそうだったけど、ジョブレス・オブリージュをへの布石がおおい。蛇足編の中に入れるんだろうか。どうなんだろう。
次はナナホシとクリスの話しだけど、欠番になったアルスの話しはどうするんだろう。あの話しは特に問題は感じないんだが、問題とされて削除された。
アニメでもそうだが、現代日本倫理観を持ち出しすぎだとおもう。
現代だとしても、不倫関係とか当事者同士の問題なのに、なんであんなに騒ぐのか、ほっといたれよって思う。
リメイクされて出てくるといいな。ジョブレス・オブリージュの中では結果が出たあとだったので、もしかしたら3巻で書き下ろされるかもしれない。そうなれば嬉しい。
ゲーマーズの書店特典のショートストリー「芽生え」はルーシーとクライブに話し。生徒会長と副会長の2人の普段のおでかけを、ルーシーがデートとして認識する。本編に入らないのが残念なところ。クライブ君はさすがエリナリーゼの息子だね。