あらすじ
わたし、山田良菜は『無色透明』で地味な女子高生。
憧れの創作に挑んでも全く目立たず、自分は脇役だなんて諦めにも慣れてしまった。
そんな高3の春、突然目の前に現れたのはわたしと同じ声の超人気声優・香家佐紫苑!
彼女が言った、“世界中で良菜にしか頼めないこと”は……。
「わたしと──入れ替わってくれない?」
素人の私が、紫苑の替え玉声優に!? 絶対に無茶……! でも、やってみたいと思ってしま
った。『わたしの声』が必要とされて、胸が高鳴った。紫苑に変装して飛び込んだ、痺れるよ
うなアニメ作りの世界。意外にもそこには、透明なわたしにしかできない芝居があって──!【電子限定!書き下ろし特典つき】
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Posted by ブクログ
クリエイティブの世界に憧れながら挫折して自分は『無色透明』と思っている高3女子・山田良菜が、人気声優・香家佐紫苑の代役を務めることから始まる青春物語。岬さんの新作は「自分なんて」という少女が自分の世界を広げていく素敵な作品でした。良菜の「透明」は、透明だからこそ何色にでもなれる、という作品中で語られる良菜の強みであるとともに、透明だからこそ演者・良菜という”フィルタ”の向こうにある様々な色や形を、ありのままにみせられる表現者としての力を示しているのではないかなと思いました。続きが楽しみです。