あらすじ
下町情緒あふれる谷根千にある、鰯専門の居酒屋。看板娘(?)のつみれの元に謎めいた相談が持ち込まれる。困り果てて頼った開運グッズ店の店主・竹田津は、お好み焼きを食べたり猫を構ったり、寄り道ばかりしながらも、鮮やかに謎を解き明かす!?
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Posted by ブクログ
ユーモアミステリ、本格ミステリ短編集。
①足を踏まれた男
居酒屋『吾朗』。
つみれ、私。
→比喩表現などの文章も面白い、東川節。
兄、なめ郎。
沙織「私、BBQで、何かを踏んだの。たぶん、板倉先輩の足」
いてて、と板倉先輩、靴紐を結ぶような格好をしていた。手を差し出したら、振り払われた。
沙織「私はね、本当は板倉先輩の足なんか、踏んでないの。私は無実なのよ」
傍に落ちていた石ころを踏んだ。
快運堂。開運グッズのお店。兄に勧められ、つみれは行くことに。
そこに行く途中で会った巡査。「一昨日、石材店に泥棒」
何も盗まなかったらしい。
快運堂ではなく、怪運堂だった。
つみれ推理。沙織は石を踏んだが、板倉先輩の靴にも触れていた。新しい靴を汚された板倉先輩はムッとした。
竹田津、怪運堂の店主。
と一緒に泥棒に入られた石材屋に。
竹田津とつみれは、シーズンスポーツ同好会に行く。
町田孝平。
竹田津「沙織さんは板倉くんの足を踏んだだろうか?」
町田「ええ、足を踏んでました」
竹田津、気づく。
板倉、爪先が石のように硬い靴。安全靴。
板倉、足の爪先を怪我していた。だから、安全靴。
安全靴は重たいものを扱う現場で使用される。
泥棒のあった石材店。金目のものは盗まれなかったが、安全靴が盗まれていて、気付かなかった。
→まさか、会話でネタにされていたジュリアまで関係していたとは。足を踏んだ話からここまで話が展開するとは恐れ入った。
②中途半端な逆さま問題
久枝、写真立てが逆さまなのに気づく。雑誌も逆さま。本もすべて。時計も。灰皿も。DVDプレイヤーも。金庫も。
久枝の孫娘、瑞穂。
金庫の中身は無事。
甥、中里幸平。逆さま問題の直後、久枝のところを訪ねた。
近所の清水さん。当時、警察騒動になってやじ馬として見に来た。
金庫は天地が逆さま。本、置き時計、花瓶、写真立ても。
DVDプレイヤーと固定電話は向きが逆さま。
金庫、7桁の暗証番号。重たい。
久枝、暗証番号を入力して中身を確認するとき、逆さまに向いて入力。普段だったら、金庫の前に座って入力だが、逆さま入力たまと、側面から金庫を覗き込むかたちになる。指先が見える。
犯人がビデオカメラをセットしていたら盗撮できた。→なるほどと思った、実際の姿勢で試してみると、そうなりそうだ。でも、ビデオカメラセットできるなら、そんなことさせないでも暗証番号は盗めたのでは?
全部が天地の逆の逆さまだったら、久枝はその瞬間に異変を感じて家を飛び出し通報したかもしれない。暗証番号を入力してもらうのが犯人の計画だったので、中途半端な逆さまにした。→いまいち、納得しない論理だったが。。中途半端な逆さまでも、まず通報する人はいるのでは?(中途半端な意味があまりないような??)
犯人は中里幸平。
③風呂場で死んだ男
客が名刺入れを『吾朗』に忘れていった。
ほかの客から住んでいる場所を教えてもらう。薔薇のガーデニング。
留守。
家の前で綾香と会う。
別の日に行くとまた留守。斎藤巡査と会う。ドアが開いていたので、入る。
風呂場で死んだ男。二本の足だけが出てる。犬神家状態。
桐原茜。被害者の寺島が茜さんを巡って谷岡裕次と揉めてた。
谷岡珈琲店。谷岡裕次が経営している店。
つみれ、タピオカを頼む。
つみれ、谷岡のことをタピオカと間違えるのウケる。
つみれ、空き家に。
風呂場ニ被害者のものらしき髪の毛。
そこに、竹田津。
つみれ推理。空き家で殺害してから、家に運んだ。
死体発見時、南風。南から北の風。薔薇の咲く方角へ向かっていた。
家の庭では薔薇が咲いているのは北側の壁沿いだけ。
南側の壁には風呂場の窓。
換気扇回ってた。
つみれが嗅いだのは、薔薇の香りがする入浴剤だった。
お湯に投入された直後が一番香りを放つ。
犯人の行動は、つみれの推理の逆だった。寺地邸の風呂場で殺害。髪の毛と風呂場の水を空き家に運んだ。
犯人は空き家から運んだと思わせることで体力があると思わせた。
綾香と例の夜にあったとき、ペンとポトル持ってた。底にお風呂の水を入れていた。
スポーツドリンクだと思わせるためにその場で飲んだのは、溺死体の浸かったお風呂の水だった。→げー。
普通の入浴ポーズをさせていたが、再び戻った時に硬直が始まっていた。その伸びた足を引っ張ってスケキヨポーズにした。実際の犯行現場はここではなく、移動させたと錯覚させるために。
→普通の入浴ポーズから足を引っ張っるとスケキヨポーズになるのはなるほどと思った。
④夏のコソ泥に用心
泥棒が逃げたのを目撃。
被害者、梓。
梓帰宅して30分後。
ふすまが開いた。そこから犯人が逃げた。
男だった。窓から逃げた。
そこに千秋とつみれが尋ねた。
盗まれたものはなかった。
板山純ニ。コソ泥らしき人物を見た。
→痛山と呼ばれるのウケる。
容疑者、豊岡武志。
アリバイある?
4時に芹川涼子に会った。
梓、犯人に再び襲われる。現行犯逮捕。
2階の窓から泥棒が逃走すふのを目撃した永山氏。普通、下を見て無事か確認する。
梓のことも見なかった。
その時、梓は服を着ていた。
梓はコソ泥と遭遇したとき裸だった。
隣に住む松原智二。犯人。
実際は4時より少し前に、犯人は飛び降りてた。だから、自分の部屋に戻る時間はあった。
梓は松原と話していて、犯人の逃げた時刻が梓のついた小さな嘘の時刻と一致していることに違和感。それを指摘して殺されそうになった。
Posted by ブクログ
やりすぎなくらいのわざとらしい会話に、まさかのネーミング。ギャグ漫画かな?と思うくらいのこのコミカルさは好みが分かれそう。
ちゃんと本格的ミステリなのに変に怖くないから、私のような怖がりには嬉しい。
『開運堂』じゃくて『怪運堂』。私も『開運堂』だと思っていたから「やられた!」と悔しさもあり、すっきりさもあり、そこで心を掴まれた気がする。
つみれと竹田津の関係性は好きだけど、2人とももう少しお兄ちゃんに優しくして…とも思う。