あらすじ
医師にも薬にも頼らず強迫性障害を克服。
著者は、長年強迫性障害に苦しみ、これを克服した実体験から、この障害との付き合い方、克服の仕方を40の鉄則にまとめまた。相談者や著者自身の体験談、そこから導き出された鉄則は、強迫性障害に苦しむ本人だけでなく、その家族にとっても、不可解な強迫性障害の特徴を捉え、障害と闘っていくうえでの勇気を与えてくれます。
本書の出版と同時にウェブ上の相談室も開設。
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Posted by ブクログ
今の自分にぴたりと当てはまる。この本と出会えて良かった。この悩みはこういうことなのかと自分でも気がつかないところを言い当てられ、強迫性に障害の本質が手に取るように理解出来た。
じっくり待てば必ず少しずつしぼんでいく風船というたとえは目から鱗だ。自分にとっての一番の恐怖は実は次々に様々な表現で強迫観念が現れること、だがそれは尿意のようなもの、それはそれとして我慢しないで、当たり前。むしろ我慢することが、脳の誤作動なのだ。怖いと感じるからおばけが見えるのと一緒。悪い考えが頭にうかんだら、あり得ないこと、脳の誤作動だから、それは気持ち悪さが2割残ってもそれ以上悩むのは無駄と思えた。自分をやさしく見守ることができれば良いと思えるようになった。理屈で解決しようとするのは止めよう。例え何年かかろうともいつか克服出来るという希望を見出せた。
心から納得出来た本。