【感想・ネタバレ】やり抜く人になるための戦略書のレビュー

あらすじ

「自分は生まれつき意志が弱いから、何をやっても続かない」

そう思って落ち込んでいるあなたに朗報です。
意志が弱くても「やり抜く人」になれる方法があります。


そもそも、なぜ人は続けられないのでしょうか。

・面倒くさいから/苦痛だから
・飽きっぽいから
・忙しいから
・相手に嫌われないか心配だから

心あたりがある方も多いと思います。
何かの理由で続けられないのであれば、
その原因をなくせばいいのです。

例えば「面倒くさい」「飽きっぽい」という
理由で続かない人におススメなのが「TKKの法則」です。
詳しくは本文でご紹介しますが、簡単に説明すると

T → たのしく
K → かんたんにする
K → 効果を確認する

という意味です。
たしかに、楽しくやれれば、「面倒くさい」「飽きっぽい」はなくなりそうです。


「それができないから苦労している」

そういう声も承知しています。
仕事を楽しくするファーストステップとして重要なのが、
「何のために」続けなくてはいけないのかを見直すことです。

ここで、ある逸話をご紹介します。
ひたすらレンガを積む仕事をしている3人の職人に
「何のためにレンガを積んでいるのか」と問うたところ
3人は別々の答え方をしました。

職人A「親方から命じられてレンガを積んでいる」
職人B「レンガを積んで塀をこしらえている」
職人C「多くの人が祈りに来る教会を作っている」

AやBの答えであれば、飽きてしまっても仕方ありません。
しかし、Cのように俯瞰して自分の仕事の
意義を見出せば、「続ける」ことが苦にならない
のではないでしょうか。

T(楽しく)以外の、K(かんたんに)、K(効果を確認する)については、
本文で詳細にご説明していますので、ぜひご一読ください。
レンガの話でもわかるように、ちょっとした心がけ一つで
「やり抜く人」にぐっと近づけます。
本書では、心理学に基づいた次のようなメソッドをご紹介しています。


・やりたくないことをやりたいことに変える方法
・「やり抜く」ための心の持ち方
・スランプの打開策
・弱気になったときのメンタル克服法

こうした内容は、すべて、意志の強さ、根性、努力などと
関係なく、誰でもできる方法としてご紹介しています。
大事なのは「仕組み化」「習慣化」なのです。
本書をお読みいただき、そのメソッドを実践すれば
どんな性格の人であっても
「やり抜く人」になれることをお約束します。

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Posted by ブクログ

やり抜く人になるための戦略書
著:伊庭 正康

続けられないのは、意志の弱さや、あなたの性格に問題があるからではない。「続ける」ための方法を知らないだけである。

やりたくないことをやりたいことに変える方法、やり抜くための心の持ち方、スランプの打開策、弱きになったときのメンタル克服法、こうしたことは、すべて、意志の強さ、根性、努力などと関係なく、誰でもできる方法として紹介されている。

大事なのは、「仕組み化」「習慣化」である。
本書の構成は以下の7章から成っている。
①能力や技術よりもやり抜くことが成功への近道
②意志が弱くても仕組みさえつくれば続けられる
③やり抜くためのモチベーションアップ法
④中だるみに負けないちょっとしたコツ
⑤挫折しないためのメンタル強化法
⑥しつこくやりすぎて嫌われないためのポイント
⑦あの有名人も粘り強さで成功を手に入れた

やり抜くためにやることと言ったようなぼやっとしたことを概念的にぼやっと捉えてぼやっと解決法を提示するのではなく、形ある言葉と考え方、そしてその対処法についても行動ベースで目の前で出来ることに落とし込みながら私たちに提供してくれている。

迷わず、読み、そしてそれをできることからでも良いので行動すればしっかりと効果がだれでも現れるような形で本書は記されている。

やり抜く大切さ、真似ることの偉大さなど腑に落ちる概念と具体化のバランスは素晴らしくかっこつけようのない等身大の今やるべきことが惜しみなく提供されている。

成果に直結した近道を得るに持ってこいの一冊。

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2023年08月24日

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