【感想・ネタバレ】俺の異世界姉妹が自重しない！（コミック） ： 1のレビュー

たんぽぽポポ子 / 緋色の雨

[個人的なメモを兼ねるヤツ · ★★★☆☆]

絵は悪くない。話は期待はずれ。

異世界転生モノで、ハーレム系になるのかな？どうかな？という感じです。

絵は悪くない感じです。女性キャラもとても可愛かったり、セクシーだったりに描かれています。ただ、年齢が全然読み取れないので、登場人物は大人か成人前かくらいしか判別できません。話の中でも、姉と出会った 6 歳頃の話とか、姉に迫られた時に「俺 8 歳だから」というセリフがあった時とか、絵から読み取れる年齢と全然違うので頭の理解が追いつきませんでした。

話はなんか、うーんって感じです。まず最初のインフルエンザのくだりが、唐突に始まって唐突に終わったので、あれなんだったんだ？という気持ちです。主人公の現代知識の披露と、ミリィが退場するくだりを無理やり詰め込んで消化しただけという印象です。あと、義姉の政略結婚を阻止する方向で話が進みますが、結婚相手に問題があるわけでもなく、主人公が義姉に惚れているわけでもないので、なぜ阻止する必要があるのかという部分の動機づけが不十分な気がします。他にも不満点として、父の立場がよくわからないというのもあります。義母や義兄はわかりやすく敵の立場ですが、父は敵なのか味方なのか中途半端で明白ではなく、かといって何か行動理念があるようにも見えない、行動が一番意味不明なキャラです。主人公の行動理念もよくわかりませんが。

総じて、あまり評価は高くないのですが、一番の問題は 1 巻の時点では全然タイトルやあらすじの通りじゃないことです。タイトルやあらすじを見て、主人公が女性陣に迫られる話なのかと思って読んだら、実際の内容は主人公がよくわからない理由と方法で女性陣を幸せにしようとする話なので、ちょっと期待はずれ感が大きいです。でも、女性陣は間違いなく魅力的だと思います。