あらすじ
家族が皆殺しにされる地獄絵図の中、一人生き残った少女。そして16年後、犯人の一人が白骨体となって発見されたことを知った彼女は謎の言葉を思い出す。
八王子の民家の床下から発見された白骨体が引き金だった。そして三年後、早瀬未央が突然鏡探偵事務所を辞め、その数ヶ月後、彼女の母親が「娘が失踪を……」という電話を寄越す。母親から、八王子の民家から発見された白骨体が早瀬の実の両親と兄を惨殺した犯人の一人であることを聞かされた槙野康平は、弁護士の高坂と共に早瀬の捜索に乗り出すのだが、その矢先、白骨体が発見された家の関係者がホテル一の一室で毒殺されてしまう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元職員一人の失踪から始まり
ここまで話が拡がるのか…
と続きが気になりどんどん読みすすめてしまった
シリーズ物のようだが問題無く読めた
ちょいちょい前作の話が出てくるので
他の作品も読んでみたくなった
Posted by ブクログ
槙野・東條シリーズ。
前々作で突然事務所を辞めた早瀬未央が行方不明になり、槙野と弁護士の高坂が捜索を始める。
早瀬は19年前に両親と兄を殺された未解決事件の生き残りだった。
当時の事件と今回の失踪。
槙野は東條の力を借りながら、19年前の事件の真相に迫っていくが、その最中に新たな殺人事件も起こり・・・と言う、これまでの作風とちょっと変わったハラハラドキドキな展開で、ラストまで一気読み。
槙野に対する警察の協力姿勢も読んでいて、ストレスを感じず、いつもそこまで活躍していなかった高坂が今回は大活躍。
これまでのオカルト要素も若干はあるが、そこまででもなく、プロットに無理もなかったように思う。
徐々に真相に迫っていく様は、これまでのどの作品よりも面白かった。
やっぱり、このシリーズは槙野が出て来ないと面白くない。