あらすじ
「55個のビジネスモデル」を巧みに組み合わせることで業績を大きく伸ばす方法や成功事例を、わずか15分で小さな会社の高収益ビジネスモデルを作る専門家が紹介する。
「僕に、会社経営は無理だったのか・・・」
1997年5月、筆者は当時人気が出つつあった移動販売料理車のブームに乗ろうと、移動販売のたこ焼き店のフランチャイズに加盟。スーパーなどの店頭で、たこ焼き店を開店しました。はじめは順調に売上を伸ばすことができました。
しかし、その4年後。
数年の不漁のためタコの原価が高騰したのに続き、小麦粉の原価も高騰してしまいました。それに加えて、スーパーの店頭の出店料も上がってしまいました。たこ焼き店は、利益が出ない商売になってしまったのです。
そのうえ、スーパーの近所の大型工場も閉鎖になったため、客数がひどく落ち込んでしまいました。さらに、強力な全国チェーン店ができて勢力を伸ばしつつありました。移動販売車の仲間もそれを見越して続々と閉店していったのです。
「僕も生活ができなくなる。けれどどうしよう。分からない。打つ手がない……」
悩みぬいたある夜、結論を下しました。
「しかたない、閉店だ」
2001年6月に私は、4年間営んだ自営のたこ焼き店を閉店しました。
悔し涙を流したことを忘れません。
あれから20年近く経ちます。
たこ焼き店を閉店した後、筆者は当時ITバブルに湧いていてほぼ誰でも就職ができたIT業界に進みました。IT業界に進んだ理由は成功する企業が続出していたIT企業のビジネスモデルを知りたかったことと、システムを止めることが許されないシステムエンジニアの論理的思考や危機管理方法を学んでから、再度独立をしたかったからです。
IT企業で12年エンジニアとして働いていましたが、ある日筆者を含めた100人以上いたプロジェクトメンバー全員がインドへの業務移管のためにリストラされ、さらに筆者は腸が破れて下血する大腸憩室炎と満員電車で息苦しくて倒れてしまう症状などが重なり退職することにしました。
その後に体調は良くなりましたが、もう満員電車には怖くて乗れないため、2013年にWeb専門のコンサルタント&セールスコピーライターとして再度起業しました。
そしてIT時代に将来の独立に備えて小さな会社でも使える様々なビジネスモデルを研究しておりましたので、この本の第3章に記載した「55のビジネスモデル」を巧みに組み合わせて販促をすることで、その後累計で3億円の販促売上を達成。現在は売上アップのお手伝いをする「ビジネスモデル作りの専門家」として、中小企業・個人事業主へのコンサルティング、セミナーをしております。
本書で気になったビジネスモデルがあれば、1つでも2つでも結構ですので、貴社のビジネスに組み合わせて導入していってください。
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Posted by ブクログ
B2Cの内容が多いかもしれないが、非常に参考になった。
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以下自分用メモ。
ITソフトウェア事業にて、以下すぐに検討できそうな内容。基本戦略をしっかり定めて、販売戦略も決めていく。
基本コンセプト
1 魅力的なコンセプト
2 専門特化
3 ターゲット客を変える
10 社会貢献
11 協業して利益を分け合う
13 アウトソーシング
差別化
24 セルフサービス
30 他人の商品を売る
33 パッケージ販売
40 情報を売る
集客
45 リピートを促す(リピーター客の集客)
46 メディア露出を狙う
利益倍増
47 値付けの見直し
48 アップセル(上位版の商品を販売)
49 クロスセル(関連する商品を販売)
50 バックエンド(後日に別の商品を販売)
仲間と戦う
54 コミュニティ作り
55 クラウドファンディング