【感想・ネタバレ】共感と商いのレビュー

あらすじ

手づくり茶筒の老舗「開化堂」、
創業明治8年、つくるモノは当時のままの茶筒。
……にもかかわらず、
●なぜ、令和の現在でもうまく続いているのか?
●ティーバッグやペットボトルの普及で茶筒がないお宅も多い中、どうして近年、話題になってきたのか?
●どうやって、海外でも売れるようになったのか?
●どうすることで、開化堂を応援してくれるコアな人たちが生まれたのか?

商いをやめる寸前だった老舗が世界中で推されるようになるまでのやさしくてすごい商売論。

どんな業態であっても当てはまる、時代やお金に振り回されずに、
長くゆっくりと繁栄する秘訣をお伝えします。

この本の目次(一部を抜粋)
はじめに:疲弊なく自然体で、仕事も個人も営みを続けていくために
・150年変わらずに茶筒をつくり、商う仕事
・社会が変わっても、人には変わらないものがある
・小さく、急がず、人間らしく

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

京都にある老舗茶筒メーカーの六代目が書かれた経営録。共感できる点が多く、読後感も心地よかった。

同社は「利益や効率、規模を追わない」という現代のトレンドとは真逆を進んでいる。だけど、読み進めるうちに、これこそが中小企業の生存戦略だと思えた。

家族や社員、信頼できる取引先などの身近な存在を大切にできるか。どこを向いて仕事をするのか。経営判断で迷った時に読み返したい1冊。

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2024年02月05日

Posted by ブクログ

明治8年(1875年)から手作りで茶筒を作っている「開化堂」の現代表、6代目 八木隆裕さんが書かれた著書。
本人が書かれているように、数字や具体的なマーケティングの話はなく、むしろ数字や言語で表そうとするとそぎ落とされてしまうような部分に価値を見出す話。


memo

○「物柄よきもの」
○「初代に聞け」
○欲からではなく、「心地よさ」や「心地悪さ」「違和感」から判断する
○「孫に誇りに思ってもらえるような仕事にしよう」
○ゆっくりと繁栄していくという意味では、あえて急がずに熟成させる

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2023年07月20日

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