あらすじ
お人好しのサラリーマンである佐久間郁実はストーカーに刺されそうになってマンションから飛び降りたところ――異世界に来てしまった。手にした能力は手から温かい光が出るだけという微妙な能力で、スローライフどころか明日食べる物にも困る生活。そんなある日、魔物と人間の半魔の子供・ロイが“バケモノ”として殺されそうになっているところに遭遇し、異世界でもお人好しを発揮して保護することに。人間に対して強い恨みを持つロイは傲慢で警戒心も強く、そんな彼に手を焼きながらもなんとか生活を共にしていた。そんなある日、悪人からロイを守ろうと致命傷を負ってしまった郁実の姿を見てロイの心に変化が起こり…?
【電子特別版】福澤ゆき先生の書き下ろしショートストーリー「初デート」を電子版だけに特別収録!
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泣けます。続きが待ち遠しい…
タイトルに惹かれて購読しましたが、想像以上に深いお話で色々と考えさせられました。
主人公の郁実が溢れる母性(父性?)で、半魔と言う理由で殺されかけ誰も信じられなくなっているロイに深く温かい愛情を与えて守っていく過程は、とても胸が熱くなります。
また、元の世界の弟達の郁実への言動が酷く、でもとてもリアリティがありました。家族故に甘え、他人には言わないであろう遠慮の無い言葉を平気でぶつけてしまう…。
弟達からの心無い言葉に郁実自身も実は深く傷ついていたのを自分でも気づいておらず、元の世界に戻った時に弟たちに投げつける郁実の言葉に涙が止まらなくなりました。
本巻の最後の終わりの不穏な描写が気になるので、早く続きが読みたい…!ロイとの再会と、その後の二人や周りの人たちとの物語がとっても待ち遠しいです!
匿名
本当に大好きな作品です!!
暴力要素だったり、可哀想な目にあっている子は苦手という方は、手を出しづらいかもしれません
ですが誰がなんと言おうと私の中で1番!!
ヤンデレ要素や執着、片方からの激重感情
郁実くんのことが好きなのに過去の経験からうまく信じることができないロイくんでしか満たせない欲が私にはあります