あらすじ
石はふしぎ-植物のようなデンドライトや結晶群、地球が生み出す造形は無限でアートのように美しい
インクルージョンとは、成長過程や成長後に鉱物内部に取り込まれた別種鉱物や液体などの包有物のこと。
純粋で透明な鉱物の美しさを損なういわば不純物である一方、その形状や光彩によっては、類まれな美しさが見出され、
スタールビーやキャッツアイなどの宝石も生み出します。
本書はインクルージョンという鉱物の内部世界に見られる多彩な造形を通して鉱物のふしぎな魅力を紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ジュエリーに主に使われる石は、インクルージョンやクラックがあるものは価値が低いとされている。
だから、少しでもそういうのがなくて美しい石を選んだ。
ダイヤのエンゲージリングなんかはー。
不純物が一切ない完璧な美もいいけれど、内包物がある石を見ると断然面白いし、だからこそ楽しめる輝きや唯一無二なオリジナリティもあったりして、今は惹かれる。
途方もなく長い時をかけて自然が生み出した産物であり、内包物をとりこみながらどんな風に作られていったのか、と成り立ちを想像するだけで楽しい。
そして、美しい!奇跡!!
この本はただ石の写真を載せているだけでなく、構造や特性などもちゃんと書かれている。
あと、インクルージョンがよく見えるように拡大して撮影されているところも良い。
のんびり眺めるのもよし、読み込むもよし。
デンドライト(樹枝状結晶)が印象的。
いつか手にとって実際に見てみたい。
Posted by ブクログ
幅広く網羅する宝石図鑑を探しに行ったはずが、気づいたらこの本を買っていた。
どのページの宝石も美しくてずっと見つめていたくなる。
初めてのミネラルショーでギラライトインクォーツを入手したので、載っている本が欲しくて探したが他に見つけられず。
この本には放射状と繊維状の結晶のもの両方が載っていて嬉しかった。
Posted by ブクログ
鉱物の内包物(インクルージョン)に焦点を当てた鉱物の本です。
鉱物図鑑はもう何冊も持ってるし、そうなると中身も広く薄くなので新情報が少なくて。
なのでこういうテーマを絞った本にはおぉって思ったのでした。
手持ちの本にはない比較的最近新産の石も載ってて嬉しかったです。
このノリで世界の水晶とか、国別の鉱物・宝石とかやってほしい(笑。
日本はちょっと地味系ですけどもね。
写真もきれいで大満足でした。
A4くらいかと思ってたら、文庫よりちょっと大きいくらいのサイズでした。
かわいい。
Posted by ブクログ
『美しい共生鉱物の図鑑』から知りました。
掲載されている写真がうつくしいのはもちろん、本自体のたたずまいが洗練されていて、思わずひとにプレゼントしたくなる。
著者は石の研磨やアクセサリーを製作されている方とのことで、学者や研究者とはちがった視点での解説がおもしろく読みごたえがある。
目下『宝石の国』を愛読中の娘(小3)も、気づくとページをめくっています。