【感想・ネタバレ】こどもしょくどうのレビュー

あらすじ

車の中で寝泊まりし、行方不明の親を待ち続ける姉妹……。おずおずと手を差し伸べる主人公……。豊かに見える日本社会のひずみを受け、満足に食事をとることのできない子どもたちがいる。苦しい状況の中にも光を見つけ、前を向いて歩き出す子どもたちと支援者たちをえがく。話題の映画『こどもしょくどう』(監督:日向寺太郎)のノベライズ単行本。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

映画のノベライズ。主人公のヒロトは小学五年生。妹にミサがいる(小一くらいか?)。食堂を営む両親はシングルマザーで育児放棄状態のクラスメイトのタカシに夕食を食べさせ、食事を持たせてやる。しかし、タカシはぼんやりとしていて、上級生からいじめを受けている。ヒロトは言い返さない無気力なタカシにイライラしながらも、なすすべがない。

そんなある日、ヒロトは路上に止まる一台の車で生活している姉妹、ミチルとヒカルに出会う。こっそり食事を持って行ったり、妹のヒカルの言葉のままに母を探しに4人で旅に出るが、結局、子どもだけの力では何もできずに帰宅。戻ると、生活していた車がめちゃくちゃに壊され、警察や自動相談所のスタッフに囲まれる。

児童相談所の車に乗せられた姉妹が母を呼ぶ姿は切なく、涙が零れた。ミチルとヒカルはいなくなったが、ヒロトの両親は小学生以下に無料で食事を提供するこども食堂を始める。

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2022年08月21日

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