【感想・ネタバレ】ブラック企業から閻魔様に転職しました。 1巻のレビュー

ブラック企業で心を病み自殺してしまった青年・山内。
気づいたら就労システムがある冥界カフェにいて、そこでプランナーから紹介された仕事は…まさかの閻魔さま!?

主人公の山内は閻魔さまとして、生前の罪に応じて定められた労働を終えた人々への「次の人生への申し渡し」を任されます。
「冥界」なので当然来るのは全員死んだ人間。冥界で働く人を含めて全員に何かしら死の理由があります。
後悔している人、恨みを持ち続けている人、ずっと罪悪感を抱えている人、赦しを求めている人…
山内は周りの人たちに支えられながら、そんな人たちの生涯に触れ、生と向き合い、晴れやかに「次」へ渡れるように手助けをします。
最初は自分の殻に閉じこもっていた人たちが、山内の言葉によって、心から泣いたり笑ったりしているのを見ると、
読んでいる側もなんだが解放されたような、救われたような気持ちになります。
みんな最後には笑っていてくれたら良いな、自分なりに人生に納得できたら良いなとそう願わざるを得ない気持ちになります。

これからどう生きていくか、どうしたいのか、生きる意味とは。
描かれているのは死後の世界ですが、「生きること」について今一度考えたくなる作品です。

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