あらすじ
本好き少女・白花音は、父に花嫁修行をすると嘘をつき、
後宮蔵書室・華月堂の司書となる。
しかし着任早々、鬼上司や美形宦官(?)らに振り回される毎日!
おまけに、「探してほしい本がある」と秘密の依頼を受けてしまって――?
持つ人は身を滅ぼすという呪本『花草子』をめぐり、
花音は後宮に潜む陰謀と、呪本の「本当の意味」に迫っていく!
第20回小説大賞〈奨励賞〉受賞作。WEB発・中華お仕事ファンタジー!
電子書籍には、花音と紅の日常を描く特別番外編『春時雨』を収録!
紅がいつも着ている衣をめぐって、花音の妄想はふくらんでいき……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。
故郷の村では嫁き遅れになりそうなほど、本好きな少女花音。彼女が試挙を受け、晴れて司書女官となり、鬼上司のしごきや謎のイケメン青年宦官二人に翻弄されつつも、一人前の司書女官として成長するストーリー。
それと並行して、後宮で呪いの本と呼ばれる「花草子」のゆくえと謎を解き明かす下りが描かれている。
興味深く読める内容だと思う。
最後にイケメン宦官二人が双子の皇子だと判るのだが、続きがありそうな終わり方なので、是非、続きを読みたいと思う。
Posted by ブクログ
花音、根性あるしお仕事もできるししかもかわいい。癖のある上司も皇子二人もいいキャラしてる。続編出るといいな。
花音に預けちゃったらそりゃ巻き込むだろうとかいろいろ思うところもあるけども。楽しく読めました。