あらすじ
「父さんを殺した《亡霊》に復讐するためなら、僕は悪の道を進む――!」
それから五年、緋野ユズリハは裏社会で《死神》と恐れられる都市伝説(ころしや)になった。全ては復讐のために。《亡霊》の手掛かりを掴むためならば友を殺し、担任教師を殺し、その日も少女を一人殺した……ハズだった。
「私は魔女です。悪魔と契約し、決して死なぬ身体となりました」
少女は何度殺そうと立ち上がり、ユズリハに殺され続けた結果「惚れてしまったようです」などと口走り――? 都市伝説が織りなす愛と殺しと復讐の夜想曲第1番、開演――!【電子限定!書き下ろし特典つき】
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Posted by ブクログ
父親の復讐のために、「死神」と呼ばれ恐れられる殺し屋になったユズリハ。そんな彼が、悪魔と契約して不死身となった美少女・山田ハナコ(絶対偽名)と出会うことから始まる夜想曲。
父親との確執から始まる暗いテーマを扱っているが、ハナコの奮闘っぷりにより、全般的にコミカルな印象で楽しめる作品。
特に、ユズリハがいつもいい感じにハナコにやられてしまうまでの掛け合いは面白い。
その一方、終盤にかけての展開がコミカルな雰囲気とちぐはぐな印象を受けたり、殺し屋でその行動はあり得ないでしょと思う所など、所々目に着くところがあったのが、個人的には残念であった。
Posted by ブクログ
1冊しか出なかった。早見沙織さんナレーションのPVまで作ってC101でポスター出す他各所で大プッシュしても…というか作者さんこの一冊以降本出してない。で、早見沙織さんのPVでこのタイトルをショパンのノクターン2番に載せて唄っていらっしゃるのですが、お声でこのタイトルがなに言ってるのか理解できた。素敵です、早見沙織さん。
さて、殺しても死なない巨乳ヒロイン山田ハナコは実は歴史的人物の○○○○・○○○という設定面白かった。この娘のお馬鹿な絡みが良いですね。バトル場面はハードで終盤の心理戦は頭犯しくなりそう。ボケとシリアスが共に面白い作品でした。