あらすじ
書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。70年代、もっとも出版と雑誌が熱かった時代が、ここにある!
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Posted by ブクログ
今年の1月25日、目黒考二が亡くなりました。その時のWEB本の雑誌は、訃報を伝える記事で「なお、大変恐縮ではございますが、ご遺族および椎名誠氏へのお問い合わせや取材につきましては差し控えてくださいますよう、何卒ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。」と伝えてました。家族と同じぐらい椎名誠は、目黒考二にとっての重要な存在であることが、いや椎名誠にとって目黒考二がかけがえのない人物であったことがわかります。その「二人で一人の物語」のマンガ化が本書です。色んなマンガあるけど、雑誌の創刊をテーマにしたものなんて初めて!しかし人と人の出会いとか、自分の好きなことに邁進する姿とか、離れては引き合う姿とか、仲間の巻き込み方とか、なんか似ている作品あるとすれば、本の世界の「ONE PIECE」?マジか?この表現方法ぴったりかも…難があるとすればすぐ読めちゃうこと。第一巻ではグランドラインに入ってもいません。ああ、早く次が!
Posted by ブクログ
耽美文学の一つの破綻 兎に角この頃は本からの情報がテレビと拮抗しており_本好きは皆いつも本を読んでいて面白い本と出会う事が人生の喜びであった 先に文字にしておくと同じ事を語るのでも予め自分のこと考えが整理出来る 全てを「逆算」して決めるという手法は説得力があり 血が巡る鼓動が速い 椎名は俺の裕次郎だ 渡哲也と石原裕次郎の関係に準えた
Posted by ブクログ
長く「本の雑誌」を読んできた身としては、このような漫画が描かれる日が来るとは全く予想しておらず、よくぞここまで立派に…と感慨深いものがあります。
Posted by ブクログ
『どくヤン!』の作画さんと
『本の雑誌』のコラボ…おもしろい予感。
(なぜか双葉社だけど)
『本の雑誌風雲録』も『本の雑誌血風録』も
前に読んだことがあるのですが
ふたつを上手にミックスして描いてあるのね。
本を読むだけで食える会社
「日本読書株式会社」の妄想本社ビルがすごい。
雇って(笑)