あらすじ
脳のメモリを解放すれば、思考が加速する
シリーズ世界300万部!
最強の仕事術=GTDのバイブルが新装版で登場!
ゆるぎない仕事の基本原則がここにある。
精神的ストレスを解放し、
やるべきことに集中できるタスク管理法、
GTDのバイブル
・脳の認知機能を最適化
・あらゆるタスクを一元管理
・ワーキングメモリを増加
GTDメソッドはデビッド・アレンによって開発された自己管理術で、頭の中にある全タスクをアウトプットして整理・分類する。これにより、タスクを記憶するエネルギーから解放され、目の前の作業に集中することが可能となる。
[GTDメソッド/5つのステップ]
1 Capture――把握する
2 Clarify――見極める
3 Organize――整理する
4 Reflect――更新する
5 Engage――選択する
【デビッド・アレン】
生産性に関する考察で世界的な影響力を持つ権威。ニューヨークライフ保険、世界銀行、フォード財団、L・Lビーン、米海軍などの相談役を務め、講演を行なうほか、全米で個人や団体向けにワークショップを主催している。
※本書は、2015年に小社より刊行された『全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』を新装版として再編集したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書の初版を読んだ時の衝撃は未だ覚えている。自分自身の動き方を変えてくれた本の一つと言っても過言ではない。ポイントは正直メソッドの方にはない、というかどうでもいいし、誰にでも自分のやり方があるのでそれでいい。7つの習慣など、こうしたティップス系で長く読まれているのは、本質的な問題にアドレスできているからだろう。本書も、めちゃくちゃクリティカルな問題にアドレスしていると思った。それは、心ここに在らずの状態になっている場合、その目の前に集中していなければいけない状態をミスする可能性が高いということだ。
また、時間を管理するということがもっとも大事であった生産管理、単純なタスクの積み重ねで仕事をしたと言える時代は終わっている。日本人には当たり前の概念だが、水のような心、つまり澄んだ水のような心もちで物事に対峙することを指しているのだけれど、この状態を、リラックスしている状態と解釈している。実は、ちょっと違うのだけれども、感覚的にわからないため、こういう表現になっているものと思われる。特に、「気になること」があったとすると、望んでいる結果、次に取るべき行動、タイミングを示すリマインダーがないことで、心は休まることなく気になっている、つまり引っかかり続けるのだと。これは、まさにそうで、驚くべきことにこうしたことが多い。一方で、効果的に実行に移し、次々進めていると、つい先回りしたり、相談せずに実行に移したりしてしまう。関係者、だったり大事な人と、しっかり話し合うと言った行動は、スキップしがちになる。この一点が懸念点だろう。今大事なのは、行動自体を管理、進めるということだ。
具体的なメソッドは、もうやり尽くしているので今更ではあるが、気になっていることを把握する、何を意味するか・対応を見極める、内容を整理する、行動の選択肢を更新する、何をすべきか選択する、ということになる。本書のアプローチの最初の肝である。例えば、医療費の会社負担の精算があったとすると、気になることとしてはその精算作業だ。そこで、メールでインボイスを会社のメールに送付する。これでTODOは終わった。あとは、次に会社でメールを開けた時に、印刷するなり、アタッチして回付するだけとなる。作業としては3分程度だが、これが気になっている状態を数日続けた場合のストレスはすごい。
プロジェクト、つまり1アクションでは目的に到達しないタスクを指すのだが、についての管理方法は素晴らしい。この大きなプロジェクトでなくとも数珠繋ぎのようにアクションが連なっていくものをプロジェクトと定義したことによって、整理がはっきりした。100こくらいのPJwピーク時には持つことになる。仕事においては、このプロジェクトリストは、メールの受信箱に入らない外のフォルダの数でわかる。受信箱の直下が自分のプロジェクトリストだ。この方法の凄まじさは、やっているプロジェクトが一目瞭然であることと、トレースしなくとも管理されている。
優先順位を設けず、やるというアイテムは片っ端からやっていく。そうすることで、一歩からならず前進しているが、これがもたつく人と大きな差になっていることに気がついたのは、結構経ってからだ。行動のリマインダーも、非常に使える。これやらないと、と思った時に、自動的にスケジュールに入れて忘れると言うのは良い手だ。悦にいってしまったので型を意識しすぎたGTDは、ちょっと使いにくいところがある。やや、この型の美しさみたいなものに執着しすぎているからだ。創業した人みたいなものなんだろう。実は、いったんインボックスに入れるよりも、入れずにそのままスケジュールに入れてしまうなど、ストレートに処理するかどうかを瞬時に決めてしまうと言う手がある。フレキシブルに活用すると、本当に力を発揮するGTDには感謝しかない。
Posted by ブクログ
デビッド・アレン著、田口元監訳『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』のレビューです。
新装版を見かけたので、何年ぶりかの再読です。
学生自体に読んで以来、GTD(Getting Things Done)という整理術を完全に取り入れられていたわけではありませんが、日々の仕事やタスク管理の考え方に大きく影響した本です。
処分してからしばらく経っていましたが、2025年のゴールデンウィーク前に書店に寄ったところ、出版日前のフライングで店頭に並んでいるのをたまたま見つけたため購入。
ちょうど、仕事やプライベートで多くのことを抱えて思い悩んでいたタイミングでしたが、読んでいるうちに自分でも乗り越えられるかも、と前向きになれました。
GTDはとにかく「<行動>を管理する」というのがキモだということを改めて学びました。
気になることをすべて入れておく受け皿を用意し、それぞれに対して「次にするべき行動」を考えて、その行動がどんなものかによって分類する。そうしておくことで、必要なときに(勘を働かせて)自信を持って行動を選択することができる、と著者は述べています。
デジタル化の波を受けて、ツールやソフトウェアなどが時代に即した内容になっていますが、そのせいか「いろいろ選択肢はあるが、適切なツールを選べばよい」みたいな、一読すると歯切れの悪い書き方が増えてしまっている気がします。ただ、大切なのは上記の根本的な考え方だと思いますので、できるところから取り入れていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
一番最初の版を読んでしばらくぶりに改版の後の新装版が出たとのことで読み直した
昔試して頓挫していたのですが
早速
M365 Planner
Notion Tasks Tracker
で再開して1ヶ月続いている
Posted by ブクログ
脳のメモリを解放すれば創造的なことに時間を使える、自分の決断に自信を持てるようになるというのは体験からしてもよくわかった。運用イメージがいまいちわききらず、リストのイメージなどが付録などとしてついているとなおよかった。