あらすじ
南の海で産まれたうなぎのうーちゃんは、潮の流れに乗り日本にやってきます。海から川へと上るうなぎを狙って、漁が行われます。ここで捕獲されたシラスうなぎを養殖したものを、私たちは普段食べているのです。漁から逃れたうなぎは川を上り、川で5~10年近く暮らします。様々な試練を乗り越え、再び海へ戻るうなぎの大回遊の物語。うなぎを通して、現代社会が抱えている環境や資源の問題なども感じていただければと思います。
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Posted by ブクログ
南の海で生まれ、海流に流され遠くの場所ですごし、また南の海に帰って卵をうみ、死んでいく。
どうしてたまごをうむ場所は、そこじゃなきゃいけないんだろう。どうして旅をするんだろう。どうして帰っていくべき場所がわかるんだろう。本当にふしぎ。
うなぎのうーちゃんのだいぼうけんと、その一生を知ることを通して、これから、うなぎのなぞをおいかけたくなるような本だった。
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うなぎの生態系絵本。
小学生向けなので、わかりやすい文章とはっきりした絵で、うなぎの大移動が描かれる。
マリアナ海溝近海で孵った卵は、生後半年くらいで日本の近くにまで移動する。
川に入り住処を定めて10年ほど成長する。
うなぎは陸地でも生きられるので、川から田んぼの泥水に移動することもある。
時が来たら、呼ばれるようにして、生まれ故郷のマリアナ海溝を目指す。
やがて卵を産んだうなぎたちは、力尽きて次世代へと命をつなぐのだ。
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うなぎの一生が可愛らしい絵で描かれた絵本です。意外と知らなかったことも多く勉強になります。大きさの変化もよくわかり、物語性もあります。子供が大きくなってから、また勉強のために読ませてやりたい内容です。
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「細長い生き物が好き」という2年生の男の子のお気に入りを読んでみました。
かわいらしいタイトルと違って、なかなか充実した読み応えのある内容。
うなぎが生まれてから死ぬまで、うーちゃんと一緒に冒険している気持ちになりました。
Posted by ブクログ
うなぎのうーちゃんが とおい海でうまれ、成長しながら日本の川の上流までたびをします。いろんなきけんをくぐりぬけ、いろんな出会いやわかれをくりかえしながら、なんと10年! でも、たびはまだまだ続きます。みじかなうなぎのだいぼうけんにびっくりします。