あらすじ
半世紀も前に世間を騒がせた怪盗「ミスター・ブラック」。この有名な宝石泥棒が残した一冊のスケッチブックと不思議なメモを見つけた小4の4人組が、隠された財宝を求めて謎解きにいどみます。わずかなキーワードを手掛かりに岬の山をめぐり、無人島に渡り、昔を知るおじいちゃんの知恵も借りて、もつれた糸をほぐすように核心に迫るものの、最後の一押しが難しい。まぶしい夏の光の中で展開する熱い熱い冒険の結末は、さて……?
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Posted by ブクログ
「ズッコケ三人組」シリーズと同じ著者。
海辺の町に暮らす小4の公平に、クラスメイトの健が、「コウちゃん、コウちゃん、水ヶ崎のお化け屋敷壊されているの知ってるか?」と声をかけてくる。お化け屋敷とは、海水浴場の手前の山裾に立っている古い洋館で、誰も住んでいないボロ屋敷だ。公平と健はお化け屋敷を見に行ったときに、一冊のスケッチブックと首がもげているダビデ像を見つけ持ち帰える。スケッチブックの風景画には、M.Blackのサインが、ダビデ像には、「西峰・三角岩・120・10」と書かれた紙切れが入っていた。公平のおじいさんの情報で、お化け屋敷の元の持ち主は、宝石泥棒のミスターブラックだったことが判明。
公平と健は、勉強ができる恵と恵といつも一緒にいる美登里と4人は、ダビデ像に隠されていた紙切れは、宝石の隠し場所を示しているかもしれないと考え、調査を、始める。宝は見つかるのか?
ボケていた?ボケできたように見えた?おじいちゃんが、公平たちと関わっていくうちに、シャキッとしてくるのが、良い。