あらすじ
「――なんてくだらない世界なのかしら」
女はお家柄の良い貴族に嫁ぐことを命題とされ、殿方に媚びを売ることが常識とされる貴族社会。そんな世界にうんざりしている、ハルミッヒ辺境伯令嬢アンナ。
殿方よりも戦場に恋焦がれてしまう彼女は、父と共に戦場へ出ることを夢見ていた。
しかしある日、隣国のアルビオン王国の侵攻を受け、出陣した父は帰らぬ人となってしまう。
さらに跡取りである長男アロイスまで人質に取られ、窮地に立たされたハルミッヒ家は、隣国へアンナを差し出す決断を下すのだった――。
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匿名
なかなかスケールのデカイ話になってきた。これじゃアンナとケネス王子が心を通わせる時間なんてないな。今まで悪人のような表情が多かった王子のニッコリ顔。心の内を知らなかったら良い笑顔なんだけど…。
ついに登場したエクリプス家のラスボス感。迫力はあります。
厳密にいえば、テオはケネスを殿下、と敬称で呼ばなきゃいけないしケネスの方が頭下げるのはどうなの、とか距離感おかしいかもという所はありますが、まぁ・・。