【感想・ネタバレ】呪われて、純愛。のレビュー

あらすじ

記憶喪失の湖西廻の前に現れたのは、清純で素朴な美少女、丹沢白雪。
「──私、廻くんと恋人だったの」
白雪はそう言って顔を赤らめ、廻の頬にキスをする。
その翌日、今度は魔性の魅力を持つ美少女、才川魔子が現れて激高する。
「ホントに記憶喪失なんだ――許せない」
いきなり廻の唇を奪い、彼女は言う。
「──あたしが、本当の恋人だから。でもシラユキに言ってはダメ。秘密の関係だったの」
廻の頭をよぎる『あたしに残ったのは、共犯者のあんただけ』という魔子の言葉。
何が正しいのかわからない廻は、秘密の三角関係を受け入れるが……親友同士でもある彼女たちの純愛を思い出すにつれ、呪いとなって蝕まれていく──。

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Posted by ブクログ

交通事故で両親を亡くし、引き取られた先では義母に虐げられる。

廻が引き取られたことが原因で家庭が崩れ始め、母は散財を始め、父は経済を支えるために悪事に手を染める。子供による告発で父は逮捕。母は失踪。

身近な家族が廻しかいなくなってしまった魔子の愛憎入り乱れる感情はなんとも形容し難い…。

廻も魔子も壮絶な日々を過ごしていたんだな。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

記憶喪失の湖西廻の元に現れる、自称恋人の丹沢白雪と自称本物の恋人の才川魔子の間の三角関係を描く背徳系作品。
普通の背徳系作品と違い、廻自身の瑕疵は無いのに、避け得ない経緯から純愛が呪われてしまう展開が衝撃的な、今までの背徳系作品には無い、独特な作品でした。
ヒロイン2人の性格やエピソードが表・裏と対照的だったのが印象的です。
来月11月に2巻刊行ということもあってか、肝心のネタは次巻に持ち越しの模様。
表紙で食べかけのリンゴを持っているのが魔子なのが一番気になった所で、ここら辺含め、次巻にも期待したいです。

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2022年10月12日

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