あらすじ
ノスタルジックな写真に見る、鉄道文化の栄枯盛衰――明治5(1872)年10月14日、日本初の鉄道が新橋‐横浜間で開業して今年で150年。鉄道は日本の近代化を支え、地方ごとに独特の鉄道文化が形成された。しかし、戦後にモータリゼーション時代が到来すると、その在り方は大きな曲がり角を迎える。大都市では路面電車が姿を消し、過疎化が進む地方では厳しい生存競争に負けた路線が次々と姿を消していった。そして、現在も生活様式の変化により、存続が危ぶまれる路線が激増している。本書では、昭和・平成の社会を支え、消えていった50の路線の記憶をたどるものである。※テレビ映像からのキャプチャーのため、一部不鮮明な画像があります。
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Posted by ブクログ
2022年にNHKで放送していた「アーカイブ秘蔵映像でよみがえる にっぽんの廃線100」の書籍化なんですが、放送で使用した映像を余り使ってないような気が(放送で使用しなかった映像から持ってきたのかもしれませんが)。なので結果として番組で紹介した100の廃線のうち50について紹介するだけの本になってます。
番組と無関係に読むのが良さそうですが、そうすると1つ1つの廃線の紹介が4ページで薄いのが気になって……。
メディアミックスの本を作るのって難しいですね。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 北海道
第2章 東北
第3章 関東
第4章 甲信越
第5章 東海・北陸
第6章 近畿
第7章 中国・四国
第8章 九州・沖縄
第9章 路面電車
番外 復活編(JR可部線の一部)
<内容>
NHK「にっぽんの廃線」制作班が、総合テレビやBSなどで流した番組を元に、見開き4ページでまとめたもの。もちろんすべての廃線が紹介されたわけではなく、わかりやすかったり、興味深い路線に限られる。九州や北海道の炭鉱路線は手薄であり、私鉄も載っているが、やはり手薄なのは否めない。でもコンパクトに敗戦を知ることのできるビジュアル新書である。