【感想・ネタバレ】いのちの食べ方1【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

弟切飛(おとぎり・とび)は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「バク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。
「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」
しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子(しらたま・りゅうこ)にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原因は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようで――
これは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。【電子限定!書き下ろし特典つき】

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Posted by ブクログ

「いのちの食べ方」は元はEveさんが作曲した歌の名前で、聴く人はみんな口を揃えて「難解」だと言う。それは私も感じていたことではあるが、中学生の時にこの曲に出会って、心に響くものがあった。とても概念的でありながら、確かに通じてくるものもあった(私にとっては)。中学生という時代は、まさにこの「いのちの食べ方」のように難解で答えのない悩みにぶつかる時代だ。歩いても歩いても、何処へ辿り着くわけでもない。まるで真っ暗の迷宮を彷徨っているような。
そんな時代ももう過去のことになりつつある。私も「大人」にならなくてはいけない時が近い。最近、私の中の「人外」が何か別のものに変わってしまいそうな気がしている。とか。
そうやって意識づけられたのも、この本がきっかけなのかもしれない。

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2023年01月02日

Posted by ブクログ

タイトルにひかれて手に取った小説。十文字先生の本は「薔薇のマリア」とか「灰と幻想のグリムガル」とか読んでいたけど、今回はかなり現実世界に寄ったお話。相変わらず不思議な雰囲気のキャラが多く、人を選ぶかもしれないけど、ハマる人はめっちゃハマると思います。

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2023年07月30日

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