あらすじ
「関西弁って深刻さが薄れる。スマホのメモ機能に『悩みメモ』というのをつけていて、そこへ書く悩みを関西弁にすることを思いついた」「2021年の極めつけはNHK『あさイチ』のプレミアムトークに出演したこと。その数日前に自宅の階段から落ちて左足を負傷、服や靴を新調したのにサンダルで出演というガッカリな事態に」昨年、突然この世を旅立った著者が2008年から21年までの13年間にSNSでつぶやいた日記や、多くの新聞や雑誌に寄稿した書籍未収録のものを中心にまとめた珠玉のエッセイ集。著者や家族による自然や花の写真と共に、私たちの愛した山本文緒が、オールカラーの文庫で蘇る。
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Posted by ブクログ
山本文緒さんの文がなんか恋しくなって。前半のエッセイがとくによかった。中年女性が集まって旅行に行くため万障繰り合わせるのは難しいと痛感したり、昔の日記捨てようと思うのも普通のことなんだなとか、ねこちゃんに無理に治療させずゆっくりさせてあげてたのとご本人の治療方針が一貫しててねこへの愛を感じたり。また忘れた頃に読みたい。
Posted by ブクログ
山本さんの、本にはなっていなかったSNSの文章をあつめた一冊。
最初から中盤までは、ふふふと笑いながら、ああ、これはあれを書かれて頃か、とかにやにやしながら読んでいたけれど、後半、ああ、ここからはもう山本さんは、、、と思うと書いていることはそんなことないのに、涙が出そうになった。
ああ、よぼよぼのおばあちゃんになった先生にいてほしかった。
あたらしい小説楽しみだった。
これからもずっと読み続けていきたかった。
また先生のエッセイも読み返したい。
きっと、うわー!!ってなってるのだろうな、と想像しながら。
そういえば、一度だけ先生がTwitterで呟いた言葉にコメントを書いたことがありまして、それに一言だけ返信があって、飛び上がるほどうれしかったけれど、先生も画面の向こうで喜んでくれていたらいいな、と思い出しました。