あらすじ
かつて「レディコミの女王」と呼ばれた漫画家のSNSに届いた、ハリウッドスターからのメッセージ。当初はウソだと思い、相手にもしなかったが、ある日、ビデオ通話をすることに。そこに映し出されていたのは、まさに映画で見たあのスター俳優だった――。70歳の女流漫画家が偽りの恋に落ち、借金をしてまで工面した7500万円を失った全記録、そして悪夢から目覚め、失意のどん底から立ち上がる女の意地と強さをここにすべて綴る。レディコミの女王が騙された国際ロマンス詐欺の全貌が明かされる。
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Posted by ブクログ
自分は知らなかったが、著者は70才にもなるレディースコミックの作者。その人が国際ロマンス詐欺にかかったノンフィクション。
詐欺にかかる人の特徴なのか、著者だけなのか不明だが
・傲慢 あとがきでも述べているように傲慢すなわち自分が一番頭が良い、自分は正しくて他人はすべてバカ、無知と思っている、だから他人からの忠告も真に受けない
・無知 その割に、無知だし、無知の割に調べようとも思わない 「黒いお札」とか検索すれば詐欺とすぐわかるのにその2秒程度の手間をかけない
・欲深い ありもしない詐欺師のエサ につられて、XXX円手に入れるためなら、今X円払うのはしょーがない、あとでいくらでも取り返せると思う
(この手の詐欺は還付金詐欺や融資詐欺などの典型、このことも知らないという無知もある)
・自分の都合の良いように考える 客観的な思考ができない 詐欺師にマインドコントロールされているからという面もあるけど、起きている事実よりも、自分の都合の良いストーリー・空想を受け入れる 希望的観測にすがる そして詐欺なので絶対に希望と反対の事が起こる
でも、上記の特徴は実は誰でも大なり小なりある。自分の財布からお金を出すときは常に謙虚に自分自身及び現実を認識するように心がけたい。また、誰かや何かにせからされて、すぐにそれをしなければならないと思っている時は、誰かにコントロールされているかもしれない、と一呼吸置いて身近な人やネットでも相談するのが良い。自分自身は客観的に見れなくても第三者ならその状況がよくわかるから。
ロマンス詐欺
昨今は多いなぁ
客観的に見れば、どうしてこんな話を真に受けるの?だけど、これはAI画像まで仕込んで手が混んでいる
そもそも、会ったこともない人が、交際したいからお金出してなんていうこと自体がおかしいけどね