あらすじ
野良猫だったポッケとピップ。イシデさん家に居ついてから15年が経ったころ、ポッケに病が見つかった。残されたわずかな時間。心にこびりついている、後悔を残して見送った前の猫の記憶。たいせつな猫の旅立ちに、どう寄り添うことができるだろう。
Twitterで圧倒的な共感を呼んだ話題作。描き下ろしを加えてついに単行本化。
きみのいない世界は、どうしようもなくさびしいよ。
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Posted by ブクログ
うちの飼い猫が病でまもなく死を迎えようとしている頃、情報を手あたり次第探しているところに偶然Web上で発見。猫が激しい痙攣をのち迎える死の描写が強烈で、病死は静かに逝くものという先入観が覆った。
うちの猫もひょっとしたらと予感を覚えたところ果たして作中の猫「ポッケ」と同じ様子をたどるように息を引き取ってしまい。飼い主の嘆き方も自分とまったく同じで心に強く刺さりかつ染み入った。
他人とは思えない縁を感じ、あらためて紙の本を購入したものの、該当ページを開くと涙があふれて正視できず開いては閉じるを繰り返している。
病死の猫が息を引き取る瞬間と飼い主の姿をこんなに激しく描いた漫画はこれ以外見たことはない。