【感想・ネタバレ】小説の小説【電子特典付き】のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月29日

言葉って面白い、クスッとしたいときにおすすめ。
本好きの友人に勧められて読みました。【文化が違う】はたくさん笑いました。しっかり会話は成立しているのにどうにも違和感と笑いがずっとある言葉遊びが面白い。【立体的な薮】は緻密で多重的な内容で、これが小説の小説か、と。作家がメタに語る小説か、盲点だったなぁ...続きを読むと感動しちゃいました。
全作はぁなるほど、たしかに…と時間を忘れてどんどん読み進めてしまうくらいに面白かった!コミカルにメタ。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

「小説」という形式そのもの、当たり前、をぶっ壊した小説でした。短編集になっており、それぞれ全て、違う見せ方で「小説」を表現しているところが凄いの一言でした。
沢山、小説を読んでいる人ほど、驚きがある本だと思いました。昨今話題になっている生成AIでも、この話はどれも書けないなと、改めて作者に脱帽です。...続きを読む
中でも、収録されている「文化が違う」が面白すぎました。笑わずにはいられませんでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月01日

「立体的な藪」こんなどんでん返し見たことない。文章表現の極北。「無小説」コピペ小説の技工がすごい(褒め言葉)。「日本最後の小説」こんなディストピアもあるかもしれない。そして「文化が違う」は「抱腹絶倒」。笑いすぎて涙が出てなかなか読み進められなかった。これは電車の中で読めない。たしかに、異世界で、現実...続きを読む世界と同じ発音の言葉が異なる意味で使われているという可能性(危険性)は排除できない。『SAO』だって『リゼロ』だって『このすば』だって『オバロ』だって、そういったことはありえることに気付かされた。二度楽しめるカバー裏の短編もリッチな造りで贅沢な味わい。

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Posted by ブクログ 2022年11月06日

「噛みつき小説B」に感動し、マッスルゴリラに笑いすぎて咽せ、「無小説」の大量の注釈で目が滑る。
ファンタジー作品のトイレ事情ってほぼ描写されないけどまあそういう事ですよね。私も無理だわw

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

この小説は「小説」というジャンルそのものをフィーチャーした小説すなわち『「小説」の小説』。
一話目『立体的な藪』人里離れた山間の小屋で密室殺人が起こる。名探偵が推理を披露、事件解決かと思いきや、地の文が推理を繰り出し、カオス状態に。
二話目『文化が違う』なろう系の様な作品。言葉が違えば文化も違う。普...続きを読む通、小説は読者の想像に委ねられるが、この小説は言葉のイメージ、偏見を捨てないと情景が大変なことになる。
三話目『無小説』日本、海外の近代文学の文章をそのまま持ってきて繋いだだけの小説。タイトルのつけようがない、タイトルの無い小説であり、まさに『無小説』。
四話目『曰本最後の小説』情報統制された日本のような国が舞台。いずれ日本もこうなったら終わるディストピア。渦良がなんとかして検閲を乗り越えようとして、文章を支離滅裂にしているのが面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年11月24日

色んな人が言っているように兎にも角にも実験的な作品。
メタフィクションってなんだろうと何も知らない自分に一気にこんな感じという情報が入ってきた。
「文化の違う」は漫画アニメをよく見るからか途中まで大丈夫勝ってると思っていたが最後負けた。あれは作者が悪い。

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Posted by ブクログ 2023年09月04日

正確に書くと星3.8。
1番最初の話からしてこんなんありか?と混乱するような内容だがその理由には納得させられる。
無小説は逆にこっちの方が大変だと思ったが作者が一文字も書かないという工夫?がしてある。すごいと思った。
物語の内容というよりかは発想が面白い本だった。

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

【収録作品】立体的な藪/文化が違う/無小説/曰本最後の小説

メタ・フィクションということだが、まえがきから遊んでいる。(行頭を横に読むと…)
相変わらず注が多いなあと思っていたら、それどころじゃない。読みづらいが面白い試みだ。
最終話は現代日本のような「曰本」を舞台にした近未来ディストピア小説風の...続きを読む寓話。これを笑い飛ばしたいが、その笑いが引き攣るような、シュールな読み心地。
表紙の表裏に小説を書くというのも贅沢な試みか。

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Posted by ブクログ 2022年11月12日

初読の作家さんだが、巻末の著作リストを見ると、各社からなかなかの冊数が出ているようだ。ぼくの守備範囲からは外れた作品ばかりなので、これまでアンテナに引っかからなかったと思われる。本書は大好きな“メタフィクション”を扱ったものだというので手に取った。
名探偵の推理にいちゃもんをつける「立体的な藪」、ラ...続きを読むノベ風の「文化が違う」、古典を寄せ集めた「無小説」、独裁国家曰本(日本ではない)が舞台の「曰本最後の小説」の4篇が収録されている。カバー(そで)、別刷りにもおまけがついていた。
おもしろかったけれど疲れた。

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Posted by ブクログ 2022年10月29日

似鳥さんらしい、何とも言い難い内容でしたが、頭空っぽにして楽しめました。

カバーも帯も全てが仕掛けがしてあって、これまた斬新で、確かにルール無用の読み手の常識を取っ払った話ばかりでした。

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