あらすじ
「ない。ひとつもない。」
春休みが明けた教室で、山本斗馬は困っていた。春休みにこれをした、と発表できるものがなにもないのだ。クラスのみんなからからかわれた斗馬は、自転車で琵琶湖を一周する、「ビワイチ」に挑戦することを決める。
斗馬と同じクラスの一太、ほかの小学校の3人の小学生5人は、サイクルショップの西原さん、インストラクターの遠藤コーチに見守られながらも、ビワイチに出発する。
スピードも体力もばらばらの5人は、ビワイチをしながら、徐々にチームとしてまとまっていく。
ビワイチに挑戦する5人の小学生と、おじさん2人の一泊二日の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ビワイチ」とは琵琶湖を1周することを言います。なんとこの距離は200キロメートルもあります!!!この物語は、小学生が1泊2日で完走しようと挑戦する物語です。
Posted by ブクログ
夏の推薦図書、ということで小学高学年向けだそう。
自分が自転車に乗るので、距離や速度が感覚としてスルスル入ってきたので面白かった。
私も走ってみたいなー!とワクワクさせられた。
Posted by ブクログ
タイトルのビワイチは琵琶湖一周の意味。滋賀県に住むこどもたちの大人への登竜門のようなイベントらしい。ビワイチに挑むこどもたちの物語。爽やかな児童文学。
Posted by ブクログ
高学年、特に男子におすすめ!
滋賀県の子どもなら一度は挑戦すべきという自転車で琵琶湖一周、ビワイチの物語。
面白かった。ただ、地図があればなあと…読みながら何度も思った。
今どの辺を走っているか?あとどれだけ残っているのか?地図で分かると、一緒に走っている気持ちになれるのにと残念に思いました。
Posted by ブクログ
琵琶湖は近くて遠い。滋賀県という名前を忘れてしまうほど、琵琶湖の存在が大きい。一泊二日で一周できるなんて考えてもみなかったけれど。小学生の本気が夏休みのかけがえのない友情を作るお話。