【感想・ネタバレ】湘南ERが教える 大切な人を守るための応急手当のレビュー

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Posted by ブクログ

『湘南ERが教える 大切な人を守るための応急手当』

ER医の本を読みながら様々なトラブル事案が書かれているなと面白く思っているのだが、読み進めるうちに擦り傷切り傷やけどに刺傷、ペットに噛まれる爪剥がれる打撲に捻挫耳鼻の異物が取れないアナフィキラシー転落頭部出血などなど、どれもうちの4人組によってどれかしら体験したり私が巻き込まれたりしているよパーフェクトに近いじゃん…と笑えてきた。
20年前の私にこの本を捧げたい。

色々ある中でも鼓膜を傷つけたら…と言う項が目に入り、耳で体温計測された事を思い出す。
痛かったので特に思い出す。
耳ピッとか言うかわいい体温計では無く。
普通の腋下体温計で耳計測された思い出。

発熱時体温計取って〜と布団に伏せながら末っ子にお願いしたら、体温計測もしてくれようとしたのだろう。
勢いよく"右耳に"腋下体温計を挿してくれた。
鼓膜が貫かれる音を聞くと言うレアな体験だったと今振り返って思うけれど、その時はまさか耳で体温計測すると言う発想が無くてレアな音の発生原因が理解できずに一瞬判断が遅れた。
今なら次体験したら即座にわかると言う自信がついたが、次はなくて良いw
見る人がいないので末っ子を小脇に抱え、刺された体温計を引き抜き受診セットと子どものお出かけセットを引っ掴み耳鼻咽喉科へと車を走らせ、受付で子どもが腋下体温計私の耳に刺してきたので鼓膜たぶん破れましたちなみに発熱しているんでそちらの件でも受診したいです!と言ったら「は?」って言われた。自分も「は?」って思う、本当に。

次女には刺青の思い出。
PTA会議に次女を連れて行って膝上で何とか会議中過ごさせようとしていたらシャープペンを膝上で振り上げられて、それが私の目元に刺さって10年近く刺青みたいになっていた。
この本を読んでそれが「外傷性刺青」と言う事を知る。
まあ、当時その事を知っていたからと言って何ができたかなんて大した事ないに違いないが、読みながらあれもこれも今となっては面白エピソードである。
なぜ君の鼻からは次々に豆が出てくるんだ…とか。視界から消えた数秒後に頭部血だらけで再登場するだとか。

子どもさんがいらっしゃる家庭はこの本があると参考になる事もあるのではないだろうか。
最近はうちの4人も派手なエピソードは少なくなってきて、この本はある意味私の思い出を懐かしめる一冊になっていて、いやいや応急手当てを懐かしむなよ…と思いながらも応急手当てに溢れた20年であったなとどこか達観した読み味だった。
多分著書のER医師は懐かしむ本として書かれてはいないので(当たり前)これから先に役立てたいと思います。

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2023年11月28日

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