あらすじ
★2022年秋コミカライズ連載始動★
どこにでもいそうな高校生・古谷良二は──元勇者にして今は世界最強の配信者である!
富士の樹海に出現したダンジョンのボス『金色のドラゴン』を討伐し、その実力が世に知られ名実ともに世界一位の冒険者兼配信者になっても、彼の日常は変わらない。悠々自適に、冒険者の事故が減るようダンジョン攻略と動画配信を楽しみながらこなし、トップランカーの留学生たちや有力者たちから慕われる日々。
そんななか、良二が冒険者として教えを授けた、合衆国大統領の孫娘・リンダが冒険者学校に留学生としてやってくる。さらに賑やかな日々を楽しむ良二だが、なにやら彼の活躍を妬む親族たちが企みを働いているようで……・?
しかし、世界最強のインフルエンサーの良二にとっては、そんなの障害にもならない!
魔王討伐を果たした勇者が現実世界でインフルエンサーとして無双する、現代ダンジョン配信ライフ第2弾!
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匿名
悪くはないが
主人公は平凡顔。
ヒロインの顔や挿絵は一巻よりマシになったかな?
正直、作者がこの作品のどこに重点を置いているか分からない。
この世界になった際の対応だとかは色々考えてはいるようだけど、それも数行で終わってしまっており、キャラ、ストーリー、雰囲気のどれを売りにしたいのかが迷子な気がする。
ヒロインは主人公との絡みもさほどではなく、ヒロインがヒロインしてないけど、ハーレム状態(ヒロインの特徴は記載されてるけど、絵柄と作品への反映が微妙)。
ストーリーと雰囲気は薄味。オマケに政治絡みの話を中途半端に出すから、ちょっと考えれば、これだとそのうち実力のある冒険者は海外に移住するでしょ。
設定で強くなればなるほど、知能が上がるから、ダンジョン隔離施設に入れられて、外に出る時は申請が必要、オマケに税金は所得税と法人税をバカみたいに納めなくてはいけない。
そもそも隔離施設自体が半ば犯罪者予備軍の隔離を目的としてる。後々には頭がいい人(強い人)ほど海外に出るか、手に入れた金を使って冒険者に都合の良いように政治を動かすでしょうね。
作者が敢えて政府の無能ぶりを出したいなら、まあ否定はしないけど、設定がかなり浅いように感じる。
ぱっと見でも冒険者が法人経営をしているので、目端の利く人は搾取されるだけで、アメをくれない政府に愛想を尽かして、本社はケイマン諸島のようなタックスヘイブンに置くだろうし。主人公は既に稼ぎ過ぎてるから、些末なことを気にしない。面倒があれば、異空間に逃げ込む気満々だし。
既に俺つえーがカンスト気味で、目的意識(全世界のダンジョン踏破。なお、既に一つを除き踏破済み)のあまりない主人公。
総括すると、全般的に薄味です。変に意識すると作品の穴が浮き彫りになるので、頭をからっぽにして読むのが吉。私はセールで買ったからこの評価ですが、フルプライスなら要らないですね。普通に小説家になろうとかで見ます。
あとやたら、金の魔力によって変貌した人間の性格やマスコミ、政治家、その他主人公に寄生しようとする輩に事欠かないので、そのへんの話は辟易するかも。