【感想・ネタバレ】プーチンの野望のレビュー

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Posted by ブクログ

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専門家の知識・分析が、とりわけ後半に出てくる。私は、国土というのは、歴史的に、ある程度ひとまとまりのもののはずだという先入観を持っていたが、この本に書いてあるウクライナはちがう。肥沃な農地のある国というイメージを持っていたが、西部と東部で、農業の基盤としても、また工業地帯としてもポテンシャルがちがうんだということも知らなかった。とてもためになる本でした。 

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2022年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

緊急出版だそうな。
確かに、今出せば売れるだろう。

内容は前半は、これまで既出の記事の寄せ集め、どこかで見聞きした(実際に読んだことのある)話だ(2005~2021年にさまざまなメディアに発表したもの)。

本書の価値は終盤の第5章、第6章あたりか。
2014年クリミア併合あたりからの分析ではあるが、有料メールマガジンの記事だけにインテリジェンス価値は高いと見る。
書下ろし終章は、池田大作先生礼賛に振れはするが、今のロシア・ウクライナ戦争を「宗教的観点からからも考えてみる必要がある」と、他にはない視点を示している点も特筆してよさそうだ。

さすがの佐藤優も、プーチンを擁護することはないが(”既存の国際法に違反する”と冒頭に名言している)、今の日本の、ある種のウクライナ・ブームには警鐘を鳴らしている。また、ロシアの行為に対する弾劾、国際法違反への批判は行いつつも、

「しかしそのことは、キーウの現政権を手放しで支持することにはつながらない」

と言う。これは、ウクライナ国民が支持するか否か、ということではなく、我々に日本人の立場として、冷静に情報を分析して考えた上でどうすべきかを言っているのだ。

刮目に値する指摘、分析、視点が数々示されている。

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2022年06月21日

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