【感想・ネタバレ】鎖国の正体 秀吉・家康・家光の正しい選択のレビュー

あらすじ

近年、「江戸時代に鎖国はなかった」という説が唱えられているが、そもそも「鎖国」がなければ、明治維新による「開国」もなかったはずである。「鎖国」を理解しなければ「中世から近世」「近世から近代」という日本史の流れは理解できないのである。
本書は、カトリック国(スペイン・ポルトガル)とプロテスタント国(イギリス・オランダ)の宗教的対立や植民地進出による経済圏拡大といった世界情勢の中で、当時の日本が置かれた状況がいかなるものであり、その振る舞いが後の日本へどう影響を与えたかを読み解くことで、鎖国の本質に新たな光を当てるものである。
今日の世界が陥っている宗教間の紛争や反グローバリズムへの回帰などの諸問題に、どう対処していくべきかの指針ともなる一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

大航海時代の世界の動きと絡めて、日本が海外勢にどの様に向き合ったかという視点からは、概要、流れが掴めて良い。ただし、引用が不明なため、主観的評価と思われる記載が所々感じられ、史実と独自解釈については冷静に読むべき本とも思う。

0
2025年11月25日

「ノンフィクション」ランキング